世界最小のアイドル犬!チワワの飼い方・育て方
これをご覧になっているあなたは、チワワについてどんな印象をお持ちでしょうか?
「可愛い」「小さい」その他には「壊れそう」「踏んでしまいそう」、また「うるさい」というイメージを持たれている方も多いのでは?今日は、世界最小犬種として登録されている「チワワ」の魅力についてお伝えしましょう。
チワワってどんな犬?
人気犬種ランキングで常に上位にランクインしているチワワですが、その起源は実はいまだに解明されていません。メキシコ原産の純犬種ということまではわかっていますが、起源については様々な説があります。
一番有力な説は、トルテック族に飼われていた「テチチ」という犬がチワワの祖先であるという説です。テチチは神の使いとされ大切に飼われていたようです。
またチワワと言う名前については、1850年にアメリカ人がメキシコのチワワ市からこの犬を持ち帰ったことに由来しています。持ち帰った犬はもともと小型でしたが、改良を加えてさらに小さくしたのがチワワの原型だと言われています。
あなたもチワワを飼ってみませんか?
チワワは、先にも触れましたように純犬種です。もちろん今の形に至るまでに改良をされてはいますが、もともとの原型をかなりとどめています。確かに小さく儚いイメージがありますが、原種に近いということは意外にも丈夫なのです。
また、うるさいというイメージも定着してしまっていますが、チワワは大変賢い犬種でもありますので、しつけしやすいのが特徴です。鳴き声に関しては甲高くキャンキャンと鳴きますので、うるさい印象がありますが、しつけ次第で直すことができます。
それからチワワは「ワンオーナードッグ」とも呼ばれており、生涯にわたって飼い主さんだけに忠誠を誓う犬であるとも言われています。きっと良きパートナーとなってくれるでしょう。
飼育のポイント
世界最小の小型犬ですので、やはりそれなりに注意すべき点はあるでしょう。特に小さなお子様がおられるご家庭ではより気を付けて飼育をしなくてはなりませんし、乱暴の度合いによっては死亡することもあります。
ですが、お子様はそれがいけないことだとわからない場合がありますので、できればしっかり理解する年齢になってから迎えられた方が良いかもしれません。
食べる量は、さほど多くありませんが栄養バランスをしっかりと、適量食べさせる必要があります。小さいままでいてほしいので、あまり餌を与えないというのは論外です。
また、散歩ももちろん必要です。何時間も長距離を歩く必要はありませんが、適度な運動をさせないと肥満になりやすい犬種でもありますので、注意しましょう。
チワワは、多頭飼いに向いている犬種です。2匹、3匹と飼育されている方も最近では増えて来ました。トリミングを必要としない犬種ですので、美容にかけるお金は、プードルなどに比べるとコストダウンできます。
チワワがかかりやすい病気
それぞれの犬種にはかかりやすい病気が存在します。チワワにももちろんかかりやすい病気というのがあります。
もちろん、全てのチワワに発症するわけではありませんが、知っていると必ず役に立ちますので覚えておかれると良いでしょう。いくつかの病気をあげておきます。
水頭症
チワワによくみられる病気です。他の犬種もかかることはありますが、チワワの頭の構造上、なりやすい疾患です。先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものはほぼ遺伝です。
また、どの犬もそうですが頭はやはり重要な部分です。怪我や事故などの原因で水頭症になることも多いので気を付けましょう。水頭症については、以下の記事にて詳しく解説しています。
【参考記事】犬の水頭症の原因・症状・治療方法について解説します
心臓弁膜症
これは、チワワに限らず小型犬全般に多い病気です。小型の老犬では、約70%が心臓に何らかの問題を抱えていると言われます。
早期発見、早期治療が長生きの秘訣です。7歳以降になれば、何も無くても検査をするなど対策をするのが大切です。心臓病についても、以下で詳しく述べています。
【参考記事】犬の心臓病とは@病気の症状や検査方法を紹介
膝蓋骨脱臼
簡単に言いますと、後ろ脚の膝が外れる症状です。チワワは後ろ足の膝が緩い子が大変多く、たくさんの飼い主さんがこの症状に悩まされています。
根本的な治療は外科的療法しかありませんが、軽度の場合は脚の筋肉を鍛える、太らないようにするなど、生活習慣を見直すことで悪化を防げる病気です。
まとめ
我が家にもチワワがいますが、最初に迎えたのは11年前。元々はチワワを飼うつもりはなかったのですが、迎えてからはすっかりチワワファンになりました。従順な性格、愛くるしい表情、寄り添ってくれる優しさ。
チワワとの生活で学ぶことはたくさんあります。とても魅力的な犬種です。ぜひチワワとの楽しい生活、始めてみてください。