初対面の犬と仲良くなる方法@ワンコの気持ちを考えてふれ合おう
犬を飼っている人からすれば、どのワンちゃんもみんな可愛らしく思えます。犬を飼っていない人や今は飼っていない人からすると、憧れや好奇心からちょっと触れ合ってみたいと思うものです。
人の犬なんだから触っちゃダメ!という方もいらっしゃいますし、触られるのを好まない飼い主さんもいらっしゃるものです。
ワンコもそれぞれです。個性が強く、触られることを好まないワンコもいます。一方、人が好き、触れ合うことが嬉しい子もたくさんいます。
そんな色々なワンコと初対面で仲良くなるコツをご紹介します。
他人のワンちゃんが可愛くてたまらない
お散歩やドッグランに遊びに行くと、自分の愛犬とは違う魅力の可愛らしいワンちゃんや、憧れの犬種のワンちゃんに出会うことがありますよね。
まだ犬を飼っていない頃は、すれ違う全てのワンちゃんが可愛くて、憧れていました。犬はどの子も、みんな可愛らしく、すれ違うワンちゃんと全員お友達になりたいくらいです。
初めましてのワンちゃんとすぐに仲良くなれる、とっておきの方法はただ一つ「犬が近づいて受け入れてくれるのを待つ」ということです。
では、具体的なポイントをピックアップしていきます。
まずは飼い主さんと仲良くなろう
よそのお家のワンちゃんにご挨拶したいときは、まずは飼い主さんにご挨拶をすることは必須です。
ワンちゃんを飼っている方なら経験したことがあると思いますが、いきなり触られたりするとちょっと不安になってしまいます。必ず一言二言交わしてから、「ご挨拶しても大丈夫ですか?」と声をかけましょう。
さらに、飼い主さんとお話をすることで、一緒にいるワンちゃんはそれを見て「この人はパパやママの知っている人」と安心をしてくれます。
犬によって、飼い主さん以外に触られるのが嫌、人が苦手、子供が苦手、そもそもお外は緊張してしまうなどそれぞれに癖があります。
これは、躾が出来ていない、バカな犬、などの理由では決してありません。その子の癖なので、触れ合うのを拒否されても非難したり、がっかりしないであげてください。
早速ワンちゃんにご挨拶
飼い主さんからOKが出たら、早速ワンコにご挨拶をしてみましょう。
- 犬に話しかけてみる
- 拳を嗅がせる
- 犬の届く範囲で全身を自由に嗅がせる
このような流れで、距離を縮めていきましょう。まず、優しく言葉をかけてみます。その時に歯を見せて唸ったり、飼い主さんの後ろに後ずさったりしたら無理に距離を縮めない方が良いです。
よく、しっぽを振っているから大丈夫、と思われてしまうのですが、興奮してしっぽを振っている場合もあるので表情をよく見てあげましょう。
声をかけて興味を持ってくれたら、自分を知ってもらうことが大きなポイントです。手のひらはびっくりするワンちゃんもいるので鼻の近くに拳を近づけてみます。
匂いをかいだり、舐めてくれれば大丈夫です。この時に、びっくりして後ずさったり興奮しすぎてしまうようであれば「ごめんね、またね、ありがとう」と声をかけて離れるのが無難です。
拳クンクンに成功したら、小さい子ならしゃがんで全身を自由に嗅いでもらいましょう。お尻を嗅いでくるワンちゃんもいますがあまりびっくりせず受け入れてあげてください。
触りたい気持ちはぐっと我慢して、まずはワンコ主導で距離を縮めてあげてください。
最近は優良なしつけ教室やパピースクールがたくさんあり、飼い主さんの意識も非常に高くなっています。犬を飼っていない方、慣れていない方でも気軽にご挨拶できる雰囲気になってきました。
優しくて、人馴れしている犬も増えてきましたが、接するときは「まず犬から距離を縮めてもらう」ことを大事にするとうまくいきます。
やってはいけない3つのこと
犬と仲良くなるためにはやってはいけないことがあります。「犬から距離を縮めてもらう」ことの反対の行動をしてしまうことです。
- 突然触る
- 走って近づく
- 大声や高い声で騒ぐ
このように、ワンちゃんがびっくりしてしまう、身構えてしまうと距離を縮めることが難しくなってきます。
愛犬と一緒にいると、絆が日々深まっていきます。それは、楽しく遊び、ハッスルすることも大切ですが、リラックスして生活してもらうことも大切です。安心できると感じることが犬にとってはとても重要です。
愛犬と接するように、ゆっくりと優しく接してあげてください。
「目を見つめてはいけない」とよく言われます。実際、見つめられるのが苦手なワンコもいます。しかし、表情を見るには目を見ないとわからないことも多くあります。
全くやってはいけないことではないので、ワンちゃんの様子を見ながら大丈夫であればアイコンタクトを試してみましょう。
もう1点、犬慣れしていないおっかなびっくりの方は近づかない方が良いです。
親しい人や友人のワンコなら構わないのですが、知らない初対面のワンちゃんだとコミュニケーションが取りづらくなることが多いです。人の恐怖心や懐疑心、ネガティブな感情を犬は読み取ります。
犬の様子を見ながら、リラックスできるように近づいてみましょう。
ワンちゃんそれぞれ個性がある
犬にはそれぞれ個性があります。それは、育ってきた環境や本来の性格や癖、様々な理由があります。飼い主さん以外の人が苦手だな…外の世界が苦手だな…そう思うワンちゃんもたくさんいます。
しかし、その子にとって家の中は安心で優しくしてもらえる、さらに、外に出ると色々な人から優しくしてもらえるということがわかれば、外出したり人と触れ合うことが「楽しいこと」に変わるかもしれません。
ワンコは、楽しいことや嬉しいことが大好きです。ぜひ、優しく接してあげてください。
犬はどの犬種も触れ合うことが好きなわけではありません。特に和犬は表情が読み取りづらい子や、飼い主さん以外には見向きもしない子がいます。逆にその忠実さが和犬の魅力でもあります。
ワンコはみんなフレンドリーで尻尾を振ってくれるわけではありません。それぞれのワンちゃんの個性を尊重してあげましょう。
まとめ
初対面ワンコとのコミュニケーションがうまく成功すれば、次にお散歩している時に出会った時名前を呼ぶと喜んでくれることが多くあります。
【参考】初めての犬のお散歩のコツと心構え@初心者愛犬家さんは要チェック!
犬を通じて、飼い主さんとの立ち話も楽しいものです。ワンコの個性を尊重しながら、ぜひ触れ合ってみてくださいね。