超簡単!犬におすすめの手作りごはん【食材とレシピ】
愛犬が美味しそうにご飯を食べている姿を見ると、とても嬉しいですよね。最近は健康志向から、犬のごはんを手作りする飼い主さんが増えています。
わんちゃんの食欲が以前より良くなったり、毛並みにツヤが出たりと、手作りごはんのメリットはたくさんあります。そこで、今回は犬の手作りごはんの調理法、注意点、栄養価の高い食材をまとめてみました。
手作りごはんのメリット
歯石が付きにくい
市販のウェットフードは歯石がつきやすく、歯磨きやデンタルボーンでこまめなケアが必要です。その反面、手作りごはんは歯への詰まりや汚れを少なめに抑えることができますし、着色料が入っていないので、歯の健康を保つことができます。
食材を自分で選ぶので安心
市販のフードは何が含まれているか分からず、原材料や産地への不安を感じている方も多いようです。手作りごはんは飼い主が材料を用意するので、保存料や添加物の入っていない新鮮な材料で調理ができるので安心です。
犬の好みや体格に合わせて作れる
毎日同じドッグフードを食べていると、わんちゃんが飽きてしまうことがあります。人間も毎日同じごはんだったら、食事が楽しくないですよね。
手作りごはんを取り入れることで、日替わりでごはんを変えたり、愛犬に合った硬さや材料に調節することが可能です。また、犬の年齢や大きさで量や材料を変えてあげることができるので、健康管理にも役立ちます。
持病に合わせて材料を選べる
ドックフードの脂質の摂りすぎや脂質の酸化で皮膚炎やかゆみを起こしたり、消化器症状が出ることがあります。脂質の過剰摂取は高脂血症になってしまうケースもあり、市販フードを食べていれば安心ということはありません。
ごはんを手作りに変えることで腸内環境の改善を行い、アレルギー抑制効果のある食材を取り入れることで症状がやわらいだり、体調改善に効果的です。
また、持病があるわんちゃんには身体に合った手作りごはんを取り入れることにより、進行を遅らせたり免疫力の向上につながるので、動物病院の先生と相談しながら取り入れると良いでしょう。
犬の手作りごはんの作り方
「犬の手作りごはん」で調べると、インターネットでたくさんの紹介ページや専門の本が出版されています。初心者向けのものから、中にはカロリー計算を細かく管理することを推奨したり、食材や調理の制限が厳しいものもあります。
健康を維持するためにこれらの管理はとても大切なことですが、毎日の生活の中で細かく計算したり、高価な材料を仕入れることはなかなか出来ません。
一番大切なのは人間の食事と一緒で、少量ずつ色々な食材を使い、栄養が偏らないように取り入れることです。気を使いすぎると苦痛になってしまうので、ごはん作りを楽しめるぐらいがベストです。
まずはドックフードにプラスしてみる
いきなりお手本のような色とりどりの豪華な食事を用意するのは大変です。まずは簡単なものから取り入れてみましょう。
オススメなのが普段の食事の準備のときに犬のごはんも一緒に作ってしまうことです。たとえばお味噌汁などを作るときに、茹でた野菜を細かく切り、それをドッグフードにのせてあげるだけで栄養価が上がります。
気をつけることは、味付けする前の茹でただけの野菜を使うことです。わんちゃんのごはんには基本的に味付けは不要です。また、ネギ類や消化に悪い食材など、犬に与えてはいけない食材はきちんと調べてください。
慣れてきたら少しずつグレードを上げる
愛犬の好きな食材や調理法を覚えてきたら、ついに本格的なごはんつくりに挑戦してみましょう。
犬のごはんは、炭水化物よりもたんぱく質メインなのが理想です。一例としては、鶏の胸肉やささみなど脂身の少ないお肉を選び、細かく切った野菜とごはんを入れて煮れば、わんちゃん用のおじやになります。
わかめ、納豆、ゴマなどを足すとさらに栄養価がアップします。また白身魚は高たんぱく低脂肪なので、お肉の変わりに使うと尚良いです。おじやは冷蔵庫で1、2日間ほど保管することは可能ですが、なるべく早めに食べるようにしましょう。
基本をおさえて気楽に作る
基本は肉か魚のたんぱく質、野菜か果物のビタミン、ごはんやうどんなどの炭水化物をバランス良く摂取するのが理想です。スープやおじやにすれば水分補給も一緒にできて、便秘改善や腸内環境を整える効果があります。
また、ごはんを作るのが難しいときはドックフードやウェットフードをあげる日があってもよいでしょう。私たちもカップ麺やファーストフードで済ます事もありますよね。わんちゃんにもそんな日があっても大丈夫です。大切なのは毎日続けること、頑張り過ぎないことです。
わんちゃんが食べてもいい食材
たんぱく質
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- イワシ
- タラ
- チーズ
- 大豆
お肉は脂質の少ないものを選び、豚肉は加熱をしっかり行なってください。青魚はタウリンやDHAが豊富で、白身魚は脂肪分が少なく消化が良いです。おからやしらすなど、トッピングしやすい食材は取り入れやすく、栄養価がアップします。
炭水化物
- 白米
- 玄米
- パスタ
- うどん
基本は白米がおすすめです。玄米は硬くて消化が悪いので、よく煮込んで柔らかくしてからあげてください。パスタやうどんには塩分が含まれているので、ごく少量に抑えましょう。
野菜・果物
- かぼちゃ
- キャベツ
- ニンジン
- トマト
- りんご
- 柿
野菜からは糖質、カロチン、ビタミン類が摂れ、果物からはカリウムなどを摂取できます。果物は人が食べるひと口、ふた口分くらいで十分です。果物の食べすぎは糖質過多となり、逆効果です。
その他
- ひじき
- わかめ
- キノコ
- えごま油
- オリーブオイル
ひじきやわかめは食物繊維が豊富でカリウムの摂取ができます。キノコはカロリーがなく、アミノ酸が豊富です。
えごま油やオリーブオイルはオメガ脂肪酸と不飽和脂肪酸を含み、アトピーなどを抑えたり、コレステロール抑制の効果があると言われています。
まとめ
我が家の愛犬にも手作りごはんを与えています。鶏のササミや胸肉を茹でておき、1日~2日で食べきれる量をタッパーに保存しておけば、毎回茹でなくて良いので簡単です。
時間がある日は野菜やわかめを茹でたおじやにササミをトッピングし、時間が無い日はドックフードの上に茹で野菜を乗せてあげています。
どちらのごはんも嬉しそうに食べてくれるので、無理なく手作りごはんを続けられています。手作りごはんを食べ始めてから毛艶が良くなり、目やにが出にくくなり、口臭が減りました。
これからも手作りごはんを通じて愛犬の健康を見守りたいです。みなさんのわんちゃんにも、ぜひ手作りごはんをつくってあげてください。