犬はどんなダイエットがベスト?ご飯と運動のバランスが大事
ワンコが太ってしまうと、早く対応しなければ大変なダイエットが必要になってきます。
ダイエットフードに変えればすぐ痩せるんじゃないの?愛犬が他の子より大きいので適正体重がわからない…意外と愛犬の体重管理は難しいですよね。
今回は、獣医さん指導のもとダイエットをした経験をご紹介します。
まさかのデブ犬宣告
我が家の愛犬が3歳の時の春の予防注射の際、獣医さんから「あら、ちょっと大きくなったかな?」と開口一番言われました。
測定できる診察台に乗せると13キロ。理想は11キロなので私の感覚としては「ちょっとだけ」でした。獣医師さんから、犬は体が小さいので1キロは大変な数字と説明されとても反省しました。
ワンちゃんが肥満かどうかは、適正体重を知らなくても触ることで判断できます。
まず、肋骨の周りを触ります。撫でるのではなく、やや強めに触ると、標準体型の場合は肋骨がわかります。また、上から見ると腰にくびれがありお尻が引き締まっています。
2キロオーバーの我が家の愛犬の場合、肋骨は触れるがややぶよぶよ、座るとお尻の尻尾の付け根に肉が乗る状態でした。
プニプニしてて可愛いなあ…と呑気なことを思っていましたが、獣医さんに肥満によって起こる病気などの説明を受けてすぐにダイエットを決意します。
ダイエットフードを選ぶ
ワンコのダイエットといえば、ダイエットフード選びからスタートします。オールステージのフードのブランドでも、体重コントロールのシリーズが多く販売されています。
選ぶポイントは以下の点です。
- 低カロリー
- 高タンパク
- 穀物使用量が低い
- 食物繊維が過剰に入っていない
選ぶときは、原材料欄をよく見てみましょう。かさ増しのために色々な穀物がたくさん入っていたり、食物繊維の多い野菜や穀物が多く入っていたりと、気になる点があることがあります。
通常ダイエットフードは、同じブランドのレギュラー品より10?15%カロリーが低く作られています。
穀物使用に関しては、使っていないものを「グレインフリー」と呼びます。トウモロコシや小麦、米このような原材料は、安価に満腹感を得るために使われていることがありますがアレルギーを引き起こすことがあります。
ダイエットフードには、食物繊維が多く含まれていて、それがセールスポイントになっている場合もあります。しかしお腹がゆるいワンコや食物繊維が得意でない場合はあまり良い効果は期待できません。
ダイエットフードを選ぶときには、ダイエットへの効能の前に、原材料などが自分の愛犬似合う成分かどうかをよくチェックしましょう。
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愛犬のダイエットがスタート
愛犬は、結果として1年ほどで適正体重になりました。人間であれば、ご飯を減らして運動をしていきます。ワンちゃんは体が小さいのでゆっくりと体重を落としていきます。
まずは、真っ先にダイエットフードを購入しました。しかし、全く食べません。いきなり変えてはいけないので今までのフードと徐々に混ぜながら与えましたが全く食べなくなってしまいました。
別のメーカーのフードも試しましたが、食べずに吐き戻してしまうこともありました。これを食べたら痩せました!とオススメのフードを紹介したかったのですが、我が家の愛犬には合いませんでした。
食べないときは2、3日放っておいても大丈夫と以前から獣医さんに言われていました。
ここで飼い主が折れて、嗜好性の高い美味しいものを与えてしまうと、わがままワンコになってしまいます。食べなければ下げる、食べるまで適切なフードを与え続けることが大切です。
色々と試してみましたが、ダイエットフードは吐き戻したり、ウンチがゆるくなったりしたので、あげることをやめました。
ダイエットフードを使わず痩せた理由
痩せたポイントは3つあります。
- 食事量を減らした
- 運動をした
- 太った時のタイミングが良かった
すぐに痩せた原因はこの点です。
まずは、食事量を減らしました。カップ1杯が通常量なのに対して、7?8割をふやかして与えるようにしました。友人から、低脂肪高タンパクがいいよ、とアドバイスされたのでおやつは馬肉のジャーキーやターキーなどを選びました。
量が少なくなるので、かさ増しをしたいときはブロッコリーやキャベツなどを少量混ぜてあげると負担が少なくなります。ご飯を少なくして元気が無くなったり、拾い食いをしてしまっては心配なので、長期戦と考えて少しづつ管理していきましょう。
ちなみに、犬の体重はどうやって測っていますか?抱っこして一緒に体重計に乗って…これでは正確な測定ができません。
動物病院では、体重測定だけでも利用できます。ダイエットのアドバイスをもらったり、健康管理もできるので、ぜひ病院で測定してもらってください。
一番は、運動したことが効果的だったと感じています。毎週末ドッグランに行き、時間があれば散歩に行きました。愛犬は運動や外出が大好きなので、ストレスなく楽しく過ごすことができました。
痩せやすいのは、年齢、タイミングのおかげもあります。
ワンコは大型犬、小型犬によって変わりますが、1歳までは子犬に近い体型、2歳ごろまでに急に筋肉量を増やし骨格もしっかりしてきます。代謝が高く年齢も若かったので、すぐに脂肪も落ち、体も引き締まりました。
年齢が若いと遊んだり走ったりすることが大好きなので、ダイエットもさほどナーバスにならずにすみます。
お年寄りや病気中のワンちゃんであれば、簡単にダイエットの成果は出ません。そんなときはダイエットフードなどを検討しながら、無理がないようにケアしてあげましょう。
愛犬が太った原因
愛犬が太ってしまった原因は、私の管理不足です。可愛くて、つい色々なおやつを買い与えてしまったり、ご飯に過剰にトッピングするのは最終的にワンちゃんを苦しめることになってしまいます。
生のマグロが犬の体に良い、牛肉が体に良い、と聞けば、どんどん食べさせていました。量に気を使っていたので大丈夫、と勝手に過信していましたが、問題はそこではありません。
例えば、マグロは私の好きな中トロをそのままペロンとあげていました。油が多くカロリーが高いので、本来は赤身を与えなければいけません。消化に良くないので筋も少ない部分が望ましいです。
牛肉を与える場合も、同様に脂の部分を除いて赤身だけがワンコにはちょうど良いお肉になります。ワンちゃんを肥満で苦しめないために、食べさせるものはしっかりと気を使いたいものです。
まとめ
ワンコのダイエットはその子にあったフード選びや運動が必要です。成果が出たという口コミや獣医さんから勧められたフードでも合わないことがあります。
愛犬がストレスのかからない方法を見つけて、ゆっくりダイエットに挑みましょう。上手くいかない場合は、獣医さんに相談しながら進めていくと安心です。