冷蔵庫の残り物で犬のごはんが簡単にできる!5分で作れるワンコ飯
うっかりドッグフードを切らしてしまった!夜だからどこにも売っていない!忙しい飼い主さんなら経験したことがあるかもしれません。
我が家は通販でフードを買っているので、うっかり受け取れなかったり、残りのフードの量が微妙に足りなかったりということがありました。ストックの缶詰ご飯があればいいのですが、それもつい…。
そんな時に使える「今すぐ作れるワンコご飯」をご紹介します。
冷蔵庫の残り物でワンコご飯
ワンコのご飯を切らすなんて、悪い飼い主さんだ、と言われてしまうかもしれません。でも仕事が忙しくて買いに行くのが間に合わなかった、ということもあります。
コンビニやスーパーにもドッグフードは売っていますが、普段あげていないものを食べさせたくない、食べるかわからないのに1袋購入するのはためらわれると思います。
最近では着色料や防腐剤など、あまり食べさせたくないものが含まれていることがクローズアップされ、こだわって選んだフード以外は遠慮しがちです。
実は、冷蔵庫の残り物で、わんこが大満足の臨時ご飯を作ってあげることができます。
- 野菜…キャベツや白菜、ジャガイモなどベーシックなもので大丈夫です
- 肉類…淡白なものを用意、脂部分が多い場合は取り除くと消化しやすくなります
- 魚類…骨を取り除いて、ほぐしたものを用意しましょう。小魚や煮干しでもOKです
- 缶詰…オイルや調味料を使っていないものなら使用できます
- 乾物…切干大根などスープを含ませて使います
- 乾麺…パスタやフォーや春雨など。茹でたら細かくして混ぜます
このような素材を組み合わせて作ります。日頃から好きなものがあれば、少し多めに入れるとよく食べてくれます。
使ってはいけない食べ物
冷蔵庫の残り物でも、使ってはいけないものや避けた方が良いものがあります。
●鯖缶など味のついたもの
人間用に調理されたものは味が濃く、塩分なども多いため適していません。
●練り物や加工食品
これも同様に塩分が多く、たくさんの調味料や、物によっては脂が含まれています。
●干物や塩鮭
お魚の加工品は日持ちがするので、冷蔵庫にストックしてある方も多いと思います。長期保存をするために塩が使われているのでワンちゃんにとってはあまり良いものではありません。
●チーズ
少量だと問題がないのですが、これにもやはり多くの食塩が含まれています。また、ブルーチーズやカマンベールはカビがあるので、念のため避けた方が良いでしょう。
ワンちゃんによっては、アレルギーもあるので、日頃から把握をしておくと安心です。アレルギーがあると、下痢をする、目やにが酷くなったり体を痒がるなどの症状を起こします。
大まかなご飯の構成
手作りご飯はどのくらいのバランスで材料を揃えれば良いのでしょうか?いろいろな考え、研究があり、プロの方でも見解が分かれます。
私は、ご飯類3:肉と野菜7を意識しています。たまに買い与える手作りフードが、大体このバランスで作られ、調子が良いので真似をしています。
もう1点、簡単に栄養バランスの構成も覚えておくと、食材が選びやすくなります。
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- ビタミン
- ミネラル
これらがワンちゃんに必要な主な栄養素です。
毎日食べさせたい、ドッグフードではなく手作りごはんに本格的に切り替えたい、などの場合は、より細かく、ワンちゃんにあった栄養構成を見つける必要があります。
大型犬と小型犬、子犬と老犬、運動量の多い犬とそうではない犬など、ワンコ1匹づつに合った食事バランスがあります。
手作りごはんをしなくても、実は今あげているフードが合わないだけで、試してみるとぴったりなドッグフードと出会えることもあります。愛犬にあったご飯を見つけてあげてくださいね。
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全部入れて煮る
では、早速、冷蔵庫の残り物で5分でできるワンコご飯をご紹介します。
- トマト缶…大さじ2
- 鶏胸肉…1/3
- パスタ…割り箸1本分の量
- ジャガイモ…1/4
- 切干大根…1つまみ
- 白菜…青い部分1枚
- 人参…1センチ
- 煮干し・かつお節…1つまみづつ
- オリーブオイル…2,3滴
今回は、お米ではなくパスタを使いますが、もちろん、わんこが大好きで、消化ができるようであれば、お米でも構いません。ジャガイモなどでんぷん質の多いものを使う場合はパスタの量を少なめにします。
これらを1センチほどに細かく刻みます。トマト缶を足してしばらく煮ます。たったこれだけです。時間があれば、綺麗に盛り付けしたりすると、可愛らしく楽しめます。
本来犬には、ご飯とおかずという概念はありません。1ボウルでも十分です。よく食べてもらうためには煮干しやかつお節など香りが強くなる素材を多めに入れてみましょう。
我が家の愛犬は、お米をあげるとお腹を壊します。大豆やキノコなど消化しづらいものも苦手です。手作りをするときは消化がよく、なるべく好きなものをメインで与えます。
お腹を壊したり、吐いたりするのは体にとって良くないものを出したいという反応です。犬は本来雑食ではありますが、肉食なので穀物が苦手な子は多くいます。我が家の愛犬もお米など穀物が苦手なので、パスタなどを柔らかくして混ぜています。
手作りごはんの上達のコツ
手作りごはんはワンちゃんがとても喜んでくれるので、作りがいがあります。慣れてくると、すぐに作れるようになります。もっと上手に作れるようになりたい、もっと喜んでほしい、そんなときに、ますます上達できるちょっとしたコツをご紹介します。
ワンちゃんのご飯の料理教室やワークショップに参加できると良いのですが、近所で開催されていなかったり、なかなか都合がつかなかったりします。
大切なポイントは2点だけです。
- 愛犬にとっての適量とバランスを知る
- 愛犬の好きなものを知る
これだけです。
適量はとても大切で、ドッグフードは各メーカーが適量を発表しています。我が家はそのガイドラインより「3口少ない量」が適量です。ぴったりとした量を与えるとどうしても少しだけ残してしまいます。
バランスもとても大切です。お肉の量や野菜の量、ワンコによってはお魚をメインにしている子もいます。体質や運動量にあった量とバランスのご飯が、ワンちゃんが喜ぶご飯です。
ご飯が変わると食べないワンちゃんもいます。手作りしたり、トッピングを作る際も、わんこがよく食べるように日頃から好みを把握しておきましょう。
まとめ
ドッグフードを切らしてしまっても、焦らずにさっとご飯を作ってみましょう。
冷蔵庫に残っている使いかけの野菜や、冷凍してあるお肉で簡単に作ることができます。ぜひピンチの時や忙しい時に活用してみてくださいね。