無添加のドッグフードが人気の理由@メリットとデメリット
普段食べている食品に含まれている添加物って気にされますか?私たちが普段口にする食品に含まれている添加物のことですね。保存料、乳化剤、増粘多糖類、香料、着色料などたくさんの種類があります。
また、「人間の食べ物にはそれなりに気を使っていても、ドッグフードまでは気が回っていなかった」なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はワンちゃんが食べるドッグフードの多くの製品にも、食品添加物は含まれています。
普段何気なく与えているドッグフードにもたくさんの食品添加物が含まれている
下記はAmazonで「ドッグフード」と検索すると一番はじめに出てくる商品「ペディグリー ドライ」の原材料の一覧になります。特に特別な商品ということはなく、ご利用されている方も多い身近なドッグフードです。
原材料:穀類(小麦、さとうもろこし、大麦、米、とうもろこし等)、肉類(チキン、ビーフ)、油脂類(牛脂、ひまわり油)、野菜類(にんじん、ほうれん草、トマト)、グルコサミン、ビタミン類(A, B1, B2, B6, B12, C, D3, E, ナイアシン、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄、銅、ヨウ素、セレン、クロライド)、アミノ酸類(メチオニン)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5、二酸化チタン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、酸味料
【参考】ペディグリードライ成犬用・元気な毎日サポート・旨みビーフ&緑黄色野菜入り12kgの原材料
これらのうち、着色料、酸化防止剤、酸味料は食品添加物ですね。なんと着色料は5種類も使用されています。
このように普段何気なく与えているフードにもたくさんの添加物が含まれていることがわかります。
また、食品添加物でなくとも、メーカーによっては原材料の肉類や油脂類などにかなり粗悪なものを使用しているケースもあります。それは例えば病気や事故でなくなった動物の死骸などです(4Dミートや3Dミートと呼ばれるもの)。
また肉類という表示だけだと、身体のどの部位が使用されているのか正確には分かりません。
普段何気なく与えているドッグフードですが、その一粒一粒が作られるまでに、何がどのように加工されているのか、完全に把握することは難しいです。これではわんちゃんの安全を守ることができないですね。
だからこそ信頼のおけるメーカーから品質の高いドッグフードを購入する必要があるのです。添加物だらけで粗悪な品質のドッグフードを安いからという理由だけで与え続けていると、大切なワンちゃんの健康を損なってしまう可能性がありますからね。
特に添加物の中には発ガン性物質を含むものもあり、そういった成分はぜひとも避けたいですね。犬は人間よりも一般的には身体が小さく体重も軽いので、添加物などの影響も私たちが思っている以上に大きくなります。
プレミアムフードだからと無添加とは限らない
ドッグフードは目安として「レギュラーフード」と「プレミアムフード」の2種類にわけられます。明確な基準はありませんが、レギュラーフードは安価なものが多く、品質はメーカーによりまちまち。
またプレミアムフードはより上質なドッグフードとされていますがこれもメーカーによるところが大きいです。必ずしもプレミアムと付いているから、無添加というわけではありませんので、注意してください。
無添加で安心して与えられるフード
それでは、どういった商品ならば本当に安心して与えることができるのでしょうか?
例えばカナガンというドッグフードは、厳選された材料を高い技術と安全を誇る製造ラインで加工して作られています。ペット大国イギリスで認可を受けている100%無添加のドッグフードです。
1袋(2kg)で税抜き3,960円と決して割安ではないですが、愛犬の安全にはかえられませんね。
また、犬の方が人間よりも匂いに敏感なのはご存知ですよね。犬の嗅覚細胞の数は約7千万・億2千万個と人間の5百万・千万個に比較するととても多いです。
逆に犬の味蕾の数は人間よりも圧倒的に少ないですね。人間が9千個なのに対して犬はおよそ5分の1の1700個です。
つまり、ワンちゃんは味覚よりも嗅覚で食事をします。このためドッグフードのメーカーは香料を添加して嗜好性を高め、食いつきをよくしているケースが見られます。
また微細な味の違いは識別することが苦手です。また犬はそこまで塩分を必要としないにも関わらず塩辛いものが大好きです。こうした食品は内臓に負担をかけてしまいます。つまり、ワンちゃんの食べるものは人間が責任を持ってしっかりとコントロールしてあげることが大切です。
無添加のドッグフードのデメリット
値段が高額な商品が多い
無添加のドッグフードは健康面で優れたメリットがありますが、どうしても値段が高いことが多いです。
とは言え、もし飼っているワンちゃんが病気になってしまったら高額の医療費がかかりますし、飼い主さんと過ごすはずだった時間が短くなってしまうかもしれません。何を比較対象におくかでコストパフォーマンスの捉え方は変わってきますね。
賞味期限が短い
また、無添加のドッグフードは保存料も使用されていないため日持ちしづらく、小分けのパッケージに包装されていることが多いです。通常期日内に食べきる分には何の問題もありませんが、きちんと密閉した容器で保存する必要があります。
便の量を調節できない
市販フードの中には便の量を調整する添加物等を使用しているものがあり、普段そのような製品を利用されている場合には、無添加のフードを与えると便の量が増えるケースがございます。
ですので、愛犬の消化吸収能力などをチェックしてみて、もし消化がうまくいっていないときにはサプリメントを併用するなどといった配慮も必要です。
まとめ
コスト面、日持ち、消化面での愛犬との相性など、注意する点も多い無添加のドッグフード。とは言え、愛犬が長生きすることを考えるのであれば、余計な添加物なんて入ってないに越したことはありません。
たしかに値段は高くはなりますが、1日でも長く、愛犬が幸せに過ごせるなら、十分にその価値はあるかと思います。
ですので、今一度普段ご使用のドッグフードの原材料をチェックしてみてください。そして成分に関して、何か疑問を感じたなら、違うフードを検討することも大切です。
また、次の記事でもワンちゃんにとって安心な無添加ドッグフードでおすすめな製品をランキング形式でチェックできます。