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愛犬のお散歩の時の引っ張り癖を直す方法

散歩する犬

お散歩で楽しそうに飼い主さんを引っ張っていくワンちゃんを見かけると微笑ましくなりますよね。

しかし、実はとても危険な行為です。ではグイグイ引っ張る犬をしつける効果的な方法とはどのようなものでしょうか?引っ張る理由と躾についてご紹介します。
【参考】犬とのお散歩が楽しくなる3つのコツ@リードワークの方法も解説

犬が引っ張ると危険な事

黒い犬

大好きな愛犬と一緒にお散歩することはとても楽しいですよね。しかし、グイグイ引っ張る子は要注意です。

我が家の愛犬は好奇心旺盛でグイグイが止まりません。現在4歳で、大人になってからは、散歩初めはグイグイ、すぐに落ち着くというスタイルになりましたが、ひやっとする事がたくさんありました。

まず、車を降りるとき引っ張って飛び降りてしまうことです。スライドドアなので油断すると大変危険です。必ず待てをして、できないくらい興奮状態の時は落ち着くまで待つか、押さえつけなければいけません。

また、散歩中は曲がり角や 私道から公道へ出る時、ひっぱたまま飛び出してしまうので注意が必要です。車が来てひやっとすることもありました。

下りの階段や急な下り坂で引っ張られると、リードがてから外れてしまうのではないかとヒヤヒヤする事がありました。実際、引っ張られてリードを離してしまう事故もあるようです。

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どうして引っ張るのか考えてみた

散歩する犬

日頃から、私の上に乗っかる、インターンフォンがなると真っ先に扉に走る、など我が家の愛犬に「リーダー役」を許して来てしまいました。躾けていたつもりでも、夫婦で初めて飼った愛犬なので、甘やかして来た故に「グイグイわんこ」になってしまいました。

犬からしてみれば「散歩に連れて行ってあげている」気分だったそうです。また、私たちは致命的な行動をしていました…。

お散歩デビューしたての頃、犬の興味がある方に気の向くままお散歩させ、引っ張って歩く姿に「元気で良い子」と褒めていました。

引き取った時は病気ばかりだったので、外で元気に歩く姿が嬉しく、グイグイを「元気だね~!」と褒めてしまっていたのです。当然「グイグイは褒められる」とインプットされた我が家の子は、その後てこずることになりました。

引っ張り癖を治すためのグッズ

ジャージと並走する犬

お散歩中の引っ張り癖を治すためのハーネスやリード、首輪はたくさんあります。チョーカータイプのトレーニング用の首輪、ジェントルリーダーというお口にはめるもの、イージーウォークハーネスと呼ばれる犬の胸部にリードをつなぐハーネスなどがあります。

よく調べて、試着してみるのも良いです。実際、チョーカー首輪で引っ張る事がなくなった子もたくさんいます。ちなみにうちの子は躾用ハーネスをつけたら、後ろにずりずりと下がってハーネスを脱いでしまいました。

最初は躾に関して調べて、その通りに実践しても、全くうまくいきません。出費を覚悟で、いろいろなグッズを試してみることもお勧めします。

また、ドッグランなどでお友達ができたら同じ犬種の飼い主さんなどと積極的にコミュニケーションをとると、意外な解決方法が見つかったりします。

他の飼い主さんから、おもちゃやガムをくわえさせて歩くと落ち着くなど豆知識を教えてもらった事があります。ハーネスは買い換えると高額ですが、ガムは数百円なのですぐ試せますね。グイグイちゃんには根気よく向き合う事が大切です。

引っ張ることをすぐやめさせる方法

ブルテリア

引っ張ることを今すぐやめさせる方法で、我が家でも上手く行った方法があります。

「立ち止まる」ということです。引っ張ったらお散歩はおしまい、ということを伝えます。引っ張るのをやめるまで立ち止まります。

これを繰り返すと、興奮していても立ち止まったらクールダウンできるようになって来ました。

さらに効果的なのは「話しかける」ということです。声をかけるのではなく顔を両手で挟んで目を見ながら「引っ張ったらいけない」と命令します。

ワンちゃんはそんなことはいいから早く散歩に行きたいと暴れますが、しっかりと落ち着くまで説得します。

アイコンタクトはクールダウンにつながるので、その場でしっかりと命令をします。犬が理解している「ダメ・いけない」という言葉を簡潔に何度も強く伝える事が大切です。

引っ張って道に飛び出しそうな時は必ず名前を呼びます。そして手前へ引き戻し目を見ながら「右見て左見て、待て!ですよ~」と声をかけたくさん体を撫でます。

すると、その道に来て名前を呼ばれると「褒められる・撫でてもらえる」と思っているので待つようになりました。

「待て」だけでもコマンドとしては十分です。しかし、そういったゲームのスキンシップを取り入れるとたくさん尻尾を振ってくれるので、こちらも嬉しくなります。

生活スタイルから変える引っ張り癖の治し方

白い犬

我が家ではほぼ隔週でドッグランへ行きます。毎日散歩しているから必要ないという飼い主さんも大勢います。私もそう思っていました。しかし、犬によって運動量は全く変わって来ます。

グイグイ引っ張る原因は運動量不足かもしれません。うちの愛犬は日々のお散歩が少しだけしかいけてない場合や天候によってお散歩量が減っている時は、ドッグランを活用するとストレスが少なくなります。2時間ほど遊ばせると、ぐったりします。

帰りはヘロヘロになりながらお家まで帰り、ドッグランの翌日はお散歩も大興奮が治ります。

毎日のお散歩が決まった時間、決まったルートだと引っ張りが激しくなります。時間を決めると犬は興奮して来ます。また、同じルートも引っ張りやすくなります。リーダーだと思っているので、自分が案内しているつもりなのかもしれません。

ランダムなルートで、いつも右に曲がるところを通過したり、左に回ったりすると飼い主さんについていく、という気持ちが強くなります。

稀に、「飼い主さんの歩くスピードが遅い」ということもあります。テンポよく早足ぐらいが成犬にはちょうど良いとされています。

そこまでストイックに犬の体力に合わせる必要はないそうですが、犬の様子を見ずにスマホをいじりながら、写真を撮りながら飼い主さんのペースのみで歩くことはコミュニケーションが不足して、満足いく散歩ではなくなってしまいます。せっかくお散歩するので、ワンちゃんと楽しく散歩をしてみましょう。

おバカな犬なんていない!その子にあった躾をしよう

散歩する犬

一般的な躾が全くできない、覚えられない子もたくさんいます。うちの子も全く何もできませんでした。しかし、1歳を過ぎた頃、じっと目を見て話を聞くようになりました。「だめ」や「待て」「いいよ」が突然わかるようになって感動したのを覚えています。

それから、おやつを使って呼び戻しなどができるようになって来ました。子犬のうちに全部教えなければいけないと思っていましたが、犬は何歳になっても学習していくようです。

引っ張り癖や興奮癖で困っているようでしたら、一度躾や怒ることをやめて、じっくり引っ張らなくても大丈夫だよと教えてあげることも効果的です。

大切なのは「飼い主さんのいうことを聞くと楽しい!」と思わせることです。おもちゃでもおやつでもイイコイイコでも、ワンちゃんが大好きなことで褒めてあげることが効果的です。

根気よく続けても、覚えられない、できないのはワンちゃんにとってもよくありません。手を替え品を替え、その子に伝わる方法を見つけましょう。

まとめ

ワンちゃんは楽しくなったり興奮すると、ついグイグイと引っ張ることが多くなります。いつも引っ張るようなら躾や勉強が必要になって来ます。

しかし、犬によって学習のスピードやコツが違います。焦らずに根気強く、その子が理解できるまで伝えてあげてください。

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