優しく褒めることを続けたら自分でトイレができるようになった愛犬
我が家のむぅはトイプードルのメスで7歳。ブリーダー犬舎で繁殖犬としてお仕事をしていました。4歳の時に繁殖犬を引退して里子に出されて家にやってきたむぅ。
人も犬も好きな優しい子ではありましたが、とても気が弱く、トイレのしつけも出来ていない、お散歩もしたことがないわんこでした。
大きな物音や、叱った声にもビクビクしてパニックになり、しつけをするにも一苦労。トイレに関してはまったくしつけが入っていないので、どこから教えてあげたらいいのか…。
心の優しい子ではあるけれど、こんな気の弱い子が母親犬として子育てができていたのだろうか、繁殖犬時代にはどんな暮らしをしていたのだろうか。考えるだけでも胸がしめつけられました。
とにかく優しく声をかけることからしつけをスタート
大きな声で叱っても逆効果、ゆっくりゆっくり教えて、何度も声をかけて、「おトイレ行ってきたら?一緒に行こう」と誘ったり、成功しても次の日にはまた失敗。それを繰り返し2年。
突然、トコトコと歩いておトイレへ。喜んで大きな声を出すと、また驚いてパニックになってしまう。気づかないふりをしながら、家族総出でドアの陰からと息を止めてそっと覗きました。
壁に顔をくっつけて、一生懸命おトイレをしている姿にみんな大喜び!その後もあまり騒がす、静かにすごいね!やったね!と、何度も何度も褒めてあげました。
その後も何度か失敗することもあったけれど、3年経った現在は完璧に出来るようになったのです。その後もおだてると、ルンルンです。あんなに怖かったトイレも褒められると学習した現在は、自らおトイレに行き、すごいでしょーと嬉しそうに足早に戻ってきます。
私たちが嬉しいことは、わんこもとても嬉しそう。気持ちは通じるのだなーと思いました※。
※ 犬のトイレのしつけ方法については、次の記事で紹介している内容が参考になります。
最初の頃はお散歩も怖がっていた
あと、お散歩も最初はどうなることかと思いました。リードもくるくる、足の周りにまとわりついて歩けないし、車も自転車も怖くて仕方ない。
楽しいはずのお散歩が、ガタガタ震えているむぅを見るとなんだかかわいそうでした。でも今では、ルンルンと楽しそうに歩けるようにまでなりました。
これからも、のんびりとむぅらしく。あまり急かさずこの子のペースで、その横に私たちが付き添って行けたらいいなと思っています。
うちに来たあの当時はどうなることかと思ったけれど、焦らずすべてを受け入れたら出来ない事もかわいくて、それが出来るようになったら、なおさら嬉しさも倍でした!これからもこの子のペースでゆったりと進んで行ってほしいと願っております。