カナガンドッグフードの評判@良い点・悪い点を詳しくレビュー
ドックフード売り場に行くと、どの商品もパッケージがきれいで美味しそうに作ってあり、どれを与えても問題がないように感じます。
しかし、実際は犬に与えるとよくない食材を多く配合していたり、人間が食べることができない廃棄肉を使っていたりと、安心できるドックフードが少ないのが現状です。
そんな中、より安心なフードを与えたいと考える愛犬家さんたちが、カナガンドックフードを購入していることを知りました。カナガンドックフードは安心で高品質な原材料を使用しており、とても人気が高いドックフードです。
そこで、カナガンドッグフード(カナガンチキン)を実際に購入してみて、本当に安心で高品質なのか、成分や原材料を確認してみました。こちらの記事では、その上で分かった、良い点や悪い点を徹底解説します。
カナガンドッグフードの商品概要
製品の基本情報
カナガンドッグフード(CANAGAN) | |
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商品画像 | |
商品名 | カナガンチキン |
商品種 | ドッグフード・総合栄養食 |
対象 | 全犬種・全ライフステージ用 |
賞味期間 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
原産国 | イギリス |
内容量 | 2kg |
通常価格(税抜き) | 3,960円 |
定期コース価格 | 3,564円 |
送料 | 420円 (注文金額が5,000円以上の場合は無料) |
総合評価 | (当サイト評価4.9点) |
※ カナガンチキンは次の公式サイトから購入することができません。獣医師も推薦するグレインフリー(穀物不使用の)のドッグフードに興味がある方は、一度をそちらをご覧になってみてください。
全成分
骨抜きチキンナマニク26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル、ビタミン(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE)、グルコサミン1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ
梱包や同梱品
商品が届いたときの梱包は、同梱されていたガイドブックは以下の通りです。
飼い主さんからよく寄せられる質問をまとめたガイドブックも、フードにあわせて同梱されています。
カナガンドッグフードのおすすめポイント
1.ワンちゃんの食いつきが抜群に良い
カナガンドッグフードの最大の特徴であり、人気の理由となっているのがワンちゃんたちの食いつきの良さです。
モニターテストでも100%のワンちゃんが残さず食べたことからも、犬達にとってカナガンがごちそうであることがよくわかります。
また、単に味が美味しいだけでなく、高タンパク・低炭水化物、さらに穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードのため、健康的で毛並みの良いワンちゃんに育てたい方にはぴったりのフードです。
2.原産国がイギリスなので信頼できる
動物愛護法の種類が多いEU諸国では、多くの国が法律的にペットの生命の尊厳を認めています。その中でも、動物愛護先進国と言われているのがイギリスです。
イギリスは日本のようなペットショップがなく、ブリーダーから犬を購入がほとんどです。そして、購入時には飼い主の審査があり、金銭的にペットを飼えるのか、ペ飼育する知識があるのかなどの審査に通らなければ、犬をを飼うことができません。
さらにイギリスにおける動物愛護の法律は70を超えており、ペットフードにおける考え方も厳しく、人と同じように健康で安全なフードを摂取するために様々な基準が設けられています。
そのため、原産国がイギリスのカナガンドックフードは、原材料の厳選や厳しい品質管理が注目され、多くの支持を得ているのです。
なお、フードに使用されている材料がどれだけ素晴らしいかについては、後ほど詳しく解説しますので、原材料の詳細を知りたい方はそちらの内容をご参考にしてください。
3.成分が細かく表記されているので安心
日本のドックフードは2009年6月より思考されたペットフード安全法により、添加物を含む全ての原材料を明記することが義務付けられました。
しかし、曖昧な表現や少量しか使用していないとの理由で、原材料をきちんと明記していないメーカーもあり、購入時の不安は拭えません。
その点、カナガンドックフードは細かに成分表を明記しており、人間が食べても安心な原材料を使っていることに好感がもてます。また、厳しい製造ラインや原材料の規格を設けているため、安心して購入のできるドックフードだと考えられます。
カナガンドックフードの原材料の成分解説
それではカナガンに含まれている原材料について、順に詳しくチェックしてきましょう。
含まれている「肉」について
カナガンドッグフードに含まれている肉系(動物性)の成分と、とそれぞれの割合をまとめると以下のようになります。
- 骨抜きチキン生肉26%
- 乾燥チキン25%
- 乾燥全卵3.1%
- 鶏脂3.1%
- サーモンオイル1.2%
- チキングレイビー1.6%
成分をご覧いただいてわかる通り、チキンが原材料の半分以上です。そして、一番割合を占めているのが『骨抜きチキン生肉』のため、骨を使用していないまじりっけのないお肉であることが分かります。
また、チキングレイビーはチキンを調理した際に出る肉汁のことを言い、犬の食欲を増幅させる匂いとして役立つ素材です。
骨抜きチキン生肉と乾燥チキンからはタンパク質、ビタミンなどを摂取でき、免疫力アップと健康維持に役立ちます。鶏脂は毛並みや皮膚を健康に保つことができる必須脂肪酸を含んでおり、さらにエネルギー源にもなるので、ドッグフードの原材料として良いものです。
乾燥全卵は全卵を乾燥させて粉末にしたもので、安全性が高く、クッキーやケーキなど私たち(人間)の食卓でも活躍しており、ビタミンやミネラルが多いです。サーモンオイルは視力や脳機能の健康を保つことができます。
意外と知られていない「肉」表記の注意事項
ドックフードの表示で「肉」、「肉など」、「副産物」などの表記があれば、注意が必要なことをご存知ですか?
「副産物」や「肉など」には、病気で死んだ家畜や人間が食べることのできない廃棄肉などを使用していることがあります。
「ミール」や「パウダー」が記載されている場合は、「副産物」を粉砕して使用している事があり、骨、羽、血、内臓などが含まれる粗悪品もあるのが現状です。「肉」のみの表記では何の肉を使っていて、どこの部位なのかが不明です。
カナガンドックフードは細かにチキンの表記をしており、そのような原材料を使用していないので、安心して与えることができます。
「野菜」と「果物」について
続いて、カナガンドッグフードに含まれている野菜についてチェックしていきましょう。
- さつまいも
- エンドウ豆
- エンドウタンパク
- りんご
- ほうれん草
- にんじん
- おおばこ
このフードは他のドックフードではあまり扱われていない、さつまいもを原材料として使用しています。実はさつまいもは血糖を一定に保つことができ、低カロリーな野菜です。ビタミンC、カルシウム、ミネラル、食物繊維が豊富で消化率が良くゆっくりと体内に吸収され、腹もちが良いです。
一般的な安売りされているフードでは穀物を使用するところですが、カナガンはグレインフリー(穀物不使用)なので、その代わりにさつまいもを使用しています。
穀物は安価で加工がしやすく、原材料の半分以上を占めているメーカーも多くありますが、とうころこし、小麦などの穀物は高GI食品で、血糖値の急上昇を招き、肥満、高血圧、心臓病など様々な健康被害を招く可能性があるんですね。そのため、穀物は決してワンちゃんにとって良い食材とは言えません。
その点、カナガンドックフードは穀物不使用(グレインフリー)なので、肥満や高血圧が気になる飼い主さんにとっては嬉しいフードです。また、そのほかの野菜も栄養価が高く、健康維持に不可欠な成分を多く含む野菜が使われています。
「海藻」について
カナガンチキンには海藻を含まれています。海藻はミネラルが豊富で、ノンカロリーとして知られています。わかめには牛乳や小魚と同じくらいカルシウムも含んでいます。
さらに、ビタミン、マグネシウム、リン、鉄などが含まれ、免疫力強化、疲労予防、腸内環境の改善、糖尿病予防など、多くの効果が期待できます。カナガンドックフードには海藻が含まれているので、健康維持に役立つでしょう。
「フラクトオリゴ糖」について
カナガンチキンに含まれているフラクトオリゴ糖は低エネルギーの甘味料として使用され、カロリーは砂糖の半分です。バナナやごぼうなどの食物に自然に含まれています。
血糖値が上がりにくい、免疫力が高まる、カルシウムの吸収を助けるなど、毎日の食事に積極的に取り入れたい食品です。
「コンドロイチン」について
CMなどでもよく耳にするコンドロイチンですが、サメの軟骨部部分などに含まれている成分のことで、関節部分の軟骨を柔らかくし、摩擦などから守る働きをします。
年を取ると作られる量が減るため、カナガンドッグフードに毎日与えるフードに含まれているのは理想的です。
「ハーブ」について
カナガンドックフードに含まれるハーブを挙げると以下の通りです。
- カモミール
- セイヨウハッカ
- マリーゴールド
- クランベリー
- アニスの実
- コロハ
上記のハーブをチェックしてみると、犬にとって良いものに限定して使用していることがわかります。カモミールは消化機能を整え、膀胱や気管支の炎症を和らげ、胃潰瘍などのストレスを緩和する効能があります。
セイヨウハッカは抗菌作用があり、消化促進なども期待できるハーブです。マリーゴールドは口臭予防や肝臓の働きを活発にし、体内の毒素を排出する効果もあります。クランベリーは膀胱炎、尿道炎などの尿路感染症の予防や改善に効果的です。
アニスの実は甘い香りが特徴的で、口臭予防や肝臓病の改善に利用されます。コロハはマメ科で、胃痛や腹痛を緩和したり、血糖値を低下させる働きがあるとされています。
ハーブは人工添加物の代わりに使用されている
市販のドックフードは犬の食いつきを良くするために、人工甘味料や添加物を含んでいることが多いです。カナガンドックフードは保存料を使わずに、それをハーブで代用しています。
1日に必要な栄養素と摂取カロリーは足りているかをチェック
カナガンドッグフードの成分分析値は次のとおりです。
- 粗タンパク質33.0%
- 脂質17.0%
- 粗繊維3.5%
- 粗灰分(ミネラル)9.0%
- 水分8.5%
犬の食事量は体重の約2.5%が必要で、5㎏のトイプードルでは1日に必要な食事量は125gになります。
必要カロリーは犬の体重1㎏あたり50cal~110calと言われており、5㎏のトイプードルでは1日に250cal~550calが必要です。カナガンは100gあたり361cal摂取できるので、1日の摂取カロリーを守ることができます。
また、1日に必要なタンパク質は、成犬1kgあたり4.8gの摂取が必要ですが、カナガンドックフードでは5㎏のトイプードルが1日125gドックフードを食べると、41.25gものタンパク質を摂取でき、タンパク質にとても優れたフードです。
粗繊維は与える量全体の4%以下で、粗配分は全体の10%以下が望ましい量となります。カナガンはどらもを理想量を摂取できるので安心です。
さらに、100gあたりのカロリーが高いので、与える量が多くなくコスパが良いです。脂質が少し高めながらも、理想的な栄養を含むドックフードであると考えられます。
カナガンドックフードのここは改善して欲しい
匂いが他のフードと比べてクセがある
カナガンは人工添加物不使用なためハーブとチキンの香りが強く、独特なニオイを感じました。
ワンちゃんにとってはこれが良い匂いに感じるため、食いつきも非常に良くなっていると思うのですが、飼い主の方の中にはこの匂いを苦手に感じる人もいるように感じました。
ただ、1ヶ月も与え続けていれば、フードの匂いにも慣れてきますので、嫌な匂いに感じるのは最初のうちだけです。
カナガンをおすすめするワンちゃんとおすすめしないワンちゃん
こんなワンちゃんにはおすすめしない
- チキンアレルギーがある
- 毛並みが良く食いつきでも困っていない
- 今のフードに満足している
こんなワンちゃんにおすすめ
- フードの食いつきが悪い
- 毛並みや体格が他のワンちゃんと比べてよくない
- グレインフリーで栄養価の高いフードを探している
カナガンチキンの総評
カナガンドッグフードを当サイトで採点した結果、
その評価は『5点満点中4.9点( )』となりました。
私が成分や原材料を確認したところ、カナガンドックフードは安心要素がとても高く、高評価をできるフードです。
たしかに、匂いにクセがある点は気になるので、全てにおいてパーフェクトと言うわけではありませんが、十分に信頼できるし、ワンちゃんにあげたい商品だと感じました。
また、近年騒がれている人工添加物が入っていないという点もうれしいですね。公式サイト内では獣医師も勧めていると書かれていますが、成分を確認してみるとその理由も納得でした。
なお、カナガンドッグフードは次の公式サイトからのみ購入することができます。人工添加物が不使用で栄養価の高いカナガンに興味がある方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
※ モニターさんのワンちゃんが100%食べていますので、美味しさに関しては抜群のフードです。