知らない雄犬が愛犬を妊娠させた!ただ子犬はすごくかわいかった
私が小学生の時のもらってきた犬のお話です。その犬は雑種犬。かねてから犬を飼いたいと思っていたので、両親に「ワンちゃんが欲しい」とお願いしていました。
ある日、地元のタウン誌で『子犬が産まれたので、もらってくれる方を募集しています』という情報を見つけたのです。それを両親に話してみると、一度見に行ってみるかという話になり、その家まで連れていってくれました。
行ってみると、ワンちゃんはもう残り一匹とのこと。その犬は、茶色で口の周りが黒い、とても可愛い子犬でした。犬種は雑種で、飼い犬と野良犬が交配して出来てしまったそうです。
もちろん、そのワンちゃんとはそのときが初対面ですが、人見知りすることなく、しっぽを振って寄ってきてくれました。それがとても可愛くて、この子が欲しいと母親に伝えました。
どうしてもサリーが良かったので母親を説得
母は「もっと綺麗な方が良いんとちゃう?」と難色を示しましたが、私はとてもそのワンコがすごく可愛いと思ったので、どうしてもこの子がいいと言い張りました。
そして、母もガンコな私の意見に折れて、結局その子をお持ち帰りすることに。もちろん、すぐに名前を付けましたね。女の子でしたので、サリーと名前に。見た目とはあまり合っていませんでしたが、アニメの魔法使いサリーが好きでしたので、そこからつけたのです。
今は13歳の老犬になりましたが、まだまだ元気にしています。性格は子供の頃から変わらず、穏やかな性格のまんまです。散歩の時間がなによりも好きで、私が外に出ていくと、とても喜んで散歩をせがみます。いつも30分くらいさせてあげますね。
もう人間でいうと、70歳くらいの年齢だと思いますが元気です。ご飯もたくさん食べています。一番好きな物はお肉ですね。牛肉を焼いたものを時々与えるのですが、目の色を変えて食べてしまいます。
突然オス犬が庭に入ってきて交尾をしていたのにはビックリ!
そんなサリーですが、一番の思い出は、子供を出産した時でした。自宅の庭で飼っていたのですが、ある日、放し飼いしていた犬が侵入してきて、交配してしまったのです。私はたまたま、その現場を目撃しました。
外に出ていくと、交尾をしにやってきた雄犬はすぐに逃げてしまいましたが、もう遅かったのです…。何か月後かに、可愛い子供が生まれてきたときは、それはとても感動しました。
しかし、子犬達を飼うことはできません。仕方が無いので、すぐに里子に出すことにしました。地元の保健所が主催する譲渡会というものがあったので、それに参加して子犬を譲渡したのです。
6匹生まれたのですが、すべてすぐにもらわれていきました。あの出産は一番の思い出ですね。それからは避妊手術をして、同じことが起こらないようにしました。
サリーももう高齢なので、おいしいものをたくさんあげて、散歩にもたくさんいってあげたいですね。これからも可愛がっていきたいです。