ドッグヨーガで愛犬との一体感を楽しもう!
愛犬と一緒に楽しむ体験会はいろいろとありますが、ドッグヨーガはご存知でしょうか?私がドッグヨーガを知って体験会に参加したのは今から4年ほど前です。
ドッグライフカウンセラーとして、さまざまな飼い主さんと関わる中で、しつけとは違う形で愛犬との絆を育む方法にどんなものがあるかと探していた時に、出会ったことがきっかけでした。
体が硬く、ヨーガを体験したことのない私にとっては少し無謀なチャレンジかと思いましたが、どんな風に愛犬と心がつながるのかを知りたくて、体験会に参加してみたのです。
するとこれが思った以上に精神的にも心地よく、愛犬との一体感を感じられる有意義な時間を過ごすことができました。あっという間にその魅力にはまって、今もドッグヨーガについて勉強をしています。いま話題のドッグヨーガの魅力とメリットについてお話しします。
【参考】アニマルコミュニケーションとは?料金や資格取得の方法
ドッグヨーガとは
ヨーガは「ひとつになる」「つなぐ」という意味があり、ドッグヨーガは、愛犬と呼吸を合わせ「あ・うん」の呼吸と心の?がりを感じながら、絆を深めることができます。ヨーガのポーズを通して言葉を使わずに心でお互いを感じることができる、新しいコミュニケーションの1つです。
■ヨーガを通して感じられるつながり
- 自分の心と身体、魂をつなげる
- 自然とのつながり
- 宇宙とのつながり
ヨーガはポーズで姿勢(身体)を整えて緊張をほぐし、呼吸法や瞑想で心を落ち着かせることで、心と体を調和させ、心身をリラックスさせることができます。
「呼吸」は2分も止めておくことのできない命に関わる大切なことなのに、生活の中で意識を向けることはほとんどなく、休むことなく続けています。ヨーガをする時は呼吸に意識をむけて深呼吸をすることで副交感神経の働きを上げて、ストレスを軽くすることができます。
飼い主さんの心が落ち着くと、ワンちゃんも気持ちを感じてリラックスすることができます。「うちの子は落ち着きがないから」という心配をよそに、ドッグヨーガの最中にスヤスヤ眠ってしまうワンちゃんもいるほどです。
私の愛犬チェルシーもかなりアクティブなやんちゃな犬ですが、ドッグヨーガの時は私の横で眠ったり、お腹の上に乗ったりしてリラックスする様子が見られます。チェルシーと呼吸を合わせて寛ぐひと時は、日頃忙しい私にとって、とても貴重な時間です。
ドッグヨーガの目的
ドッグヨーガには3つの目的があります。
- 愛犬との一体感を体験し、ペットとの絆や理解を深める
- 愛犬のすべてを受け入れて、個性を尊重する
- 愛犬のためにも、自分自身が健康になる
※【参考】日本ドッグヨーガ普及協会
今までも愛犬チェルシーとの時間を大切にしていましたし、アイコンタクトや会話もできていました。そんな時に知った「愛犬との一体感」は、私の感覚では「愛犬を五感で感じながら、広い心で愛犬を受け止めることができる」という感じでした。
五感というと匂いを感じたり、鼓動や息づかいを聞いたり、温もりや肌触りを感じたり…ということですが、感覚を広げているとそれ以上に愛犬の気持ちに触れられる瞬間があります。
五感に意識を向けていると自分の心の幅が大きく広がるような感覚があり、そこに愛犬の気持ちが入り込んできます。そんな時は愛犬と私の心が?がって、一体感を感じられます。
愛犬の心を感じると、自分が思っている愛犬の気持ちは本当にそうなのかな?という疑問も芽生えてきます。
「怖がりで犬が苦手」と思っているワンちゃんは、飼い主さんが心配性で他の犬に近づけていなかっただけかもしれないし、飼い主さんが「犬が来た。吠えるかも」と思う不安がワンちゃんをより不安にさせて、それで吠えてしまっているかもしれません。
愛犬をあるがまま受け入れることは、本当の愛犬の姿をみつめてみるよい機会にもなります。
私自身もそうですが、仕事や教室など「上手にやらなくては」と思うことがたくさんあります。でも、時には「うまくいかないこと」や「うまくできない自分」を良し悪しの判断ではなく、「それも私なんだ」と受け入れることができるようになったのは、ヨーガを知ったおかげかもしれません。
ワンちゃんのために、飼い主さんは健康でいなくてはなりません。気持ちが沈み込んでいたり、体の具合が悪いと散歩にいけなかったり、毎日のお世話ができなくなると、ワンちゃんとの生活そのものに支障がでてしまいます。
ワンちゃんは飼い主さんがいなくては生きていくことができません。心も体も健康でいることは、ワンちゃんとの幸せな暮らしに欠かせないことです。
あるがままの自分を受け入れ、生活の中に深呼吸を取り入れるだけで心にもゆとりが生まれます。焦ったり、イライラしているときは深呼吸をしてみるだけで、心に落ち着きが取り戻せます。
すると、そんな飼い主さんの様子を見守っていたワンちゃんもホッとした気持ちになってくれます。病は気からと言いますが、心が安定していると大切なものや健康にも気を配れるものです。
愛犬と一緒にドッグヨーガのポーズをとろう
ドッグヨーガではワンちゃんがポーズをとることはありません。飼い主さんがポーズをとる傍らで、ワンちゃんは自由に過ごし、飼い主さんのポーズをお手伝いしながら、一緒にヨーガを楽しみます。ヨーガのポーズは生き物の数だけあるといわれていて、様々なアーサナがあります。
体が硬いことなどは気にせず、無理をしないで楽しめるのがヨーガの良いところです。愛犬を抱いたり、無理なら足元にいても大丈夫で、嫌がる愛犬を無理やりやらせることはありません。
そんなリラックスムードの中でゆったりした呼吸で体をほぐしていきます。ポーズをとりながら、愛犬の気持ちに触れて、お互いを感じ合うことがドッグヨーガの心地よい時間です。
まとめ
愛犬を抱いたり支えたりするポーズもあるので、飼い主さんは自然と筋肉が鍛えられていきます。さらに、ワンちゃんにとっては飼い主さんへの信頼感が増して、お互いが今まで以上に心が通じ合えていくのがドッグヨーガです。
興味がある飼い主さんは近くの教室を探して、体験会に出向いてみてくださいね。