フレンチブルドッグのケア方法@シャンプーや耳掃除のやり方
この記事ではフレンチブルドッグを飼う上で、日常的にどういったケアが必要になるのかを飼い主である筆者のケースから紹介させていただきます。
週1回のシャンプーは2度洗いで
フレンチ・ブルドッグは脂性肌の子が多いと言われています。また個体差はありますがブルドッグの血統を引いているワンちゃんに特有の「ブルドッグ臭」と言われる体臭も。
飼い主は当然この体臭も込みで好きだという人が多いのですが、他の方々へのエチケットのためにも定期的にシャンプーしてあげましょう。また皮膚が弱い子が多いので、あまり強いシャンプーは避けて、愛犬の肌質に合ったものを選んであげることが大切です。
筆者の場合には2種類のシャンプーを使用しています。市販のノーマルなタイプのワンちゃん専用シャンプーと、動物病院で処方されるマラセブと言われる殺菌作用の入ったものです。
我が家のフレブルですが春先になるとお腹の周りに赤い湿疹ができてしまい、動物病院に行ったところこのマラセブシャンプーを処方されました。
この製品を併用するようになってから湿疹はかなり改善されました。病院以外にもインターネットなどで買う事もできます。ネットで買うほうが安価なので、私も今ではこの方法で入手しています。もちろん初めて使用する方は医師の判断を仰いでからにしましょう。
シャンプーの方法
ぬるめ(37℃程度)の温度にセットしたシャワーで全身を流す
フレブルに関わらずワンちゃんをシャンプーするときはぬるめの温度設定にしてあげましょう。ただし冬場であまりにも寒がるときはもう少し高くても大丈夫です。
まずはノーマルなシャンプーで洗い、全身の汚れや脂を取ってあげる
脂性肌をきれいに洗ってあげましょう。マラセブシャンプーはいきなり使用すると泡立ちにくいので、まずはノーマルなシャンプーで洗ってからマラセブを使用します。動物病院でもこの方法でOKと言われました。
そのあとマラセブシャンプーを全身に塗り泡立たせる。この状態で10分間放置する
マラセブシャンプーはすぐには洗い流さず、しばらく置くと殺菌効果が出てきます。
マラセブシャンプーを洗い流す
洗い残しのないようにしてあげましょう。とくに首輪の周りは薬剤が残りやすいので、必ず首輪を外してからシャンプーしてあげてください。
この方法はブルドッグなど脂性肌傾向のある犬種には有効ですが、そうでないワンちゃんには乾燥などの原因となってしまうことがあるので注意が必要です。筆者が同じ方法で多頭飼いしているミニチュア・ピンシャーを洗ったところ、合わなかったのかフケが出てしまったので、ミニピンはノーマルなシャンプーのみにしています。
耳掃除も大切です
フレンチ・ブルドッグの特徴の1つは「バッドイヤー」と言われる大きくてピンと立った耳にあります。ブルドッグなどの「ローズイヤー」と言われる小さくてバラの花のように丸まっている形状の耳とは対照的ですね。
とても愛らしいのですがピンと立っている分だけ空気中のチリやホコリをキャッチしやすいです。またフレブルちゃんが本来持っている脂性肌も相まって、耳垢が溜まりやすいので定期的なケアが必要です。
よく市販の耳掃除用の液体を耳の中に入れて、クチュクチュと揉んで完了とする方法があるらしいのですが、そうすると液体や耳垢が耳の奥に溜まり、将来的に中耳炎などになってしまう可能性があるので注意しましょう。
我が家では綿棒に耳掃除用の液体をつけて耳垢を取っています。また最後にウェットティッシュで簡単に耳全体を拭いて完了です。耳掃除用の液体はペットショップなどのグッズコーナーにあることが多いので興味のある方はチェックしてみてください。
温度管理も徹底してあげましょう
フレンチ・ブルドッグは短頭種であり、呼吸器官があまり強くない子が多いです。また体温管理も苦手です。そのため暑さにはとても弱く、飼い主の方で温度管理をしてあげる必要があります。
特に夏場のお散歩時など昼間の暑い時間を避け、早朝や日が沈んでからにしましょう。それでも最近は夏場の暑さが年々過酷になっているので、早朝の散歩でも辛いときがあります。飼っているフレブルちゃんの様子を見て無理をさせないことも大切です。
エアコンなどで室内の温度を一定に保ってあげることも忘れてはいけません。夏場にエアコンをつけて外出したのに、途中でエアコンが故障してしまいお留守番しているフレブルちゃんが亡くなってしまったケースを聞いたことがあります。とても悲しいですよね。
お家のエアコンの作動などを今一度確認し、夏場の留守番中はきちんとエアコンを作動してあげましょう。
また寒さにもそんなに強くないのもフレブルの特徴です。人間とは違い、少し涼しい位が快適らしいですが、そこは愛犬の様子を見ながら室温を調整してあげてください。
爪切りについて
他のワンちゃん同様、爪を伸ばしっぱなしにしてしまうと中の神経や血管などが伸びてきてしまうので、定期的な爪切りをしてあげましょう。もちろんお散歩で自然に削れていくのが理想的ですが、フレブルは夏場など中々散歩に行けないときもあります。
また自宅で爪切りを嫌がる場合には、獣医さんにお任せしてしまうのも手です。動物病院にもよりますが大体500円~1000円程度で爪切りをしてくれるところが多いです。
この記事のまとめ
以上がフレンチ・ブルドッグに日常的に必要なケアのご紹介でした。フレンチ・ブルドッグは身体があまり強くない子が多いので、年齢や体質によってはもっとケアが必要なケースもあると思いますが、筆者のケースを紹介させていただきました。
可愛い愛犬に少しでも健やかに過ごしてもらうためのケアは飼い主として大切なことですよね。この記事が少しでもお役に立ちますように。