犬のストレス兆候と原因まとめ@お宅のワンちゃんは大丈夫?
ストレスというと人間の世界では良く耳にする言葉ですが、犬も人間と同じようにさまざまなストレスを感じながら生活しています。
また、ストレスを感じると、ある特定の行動をとることがあります。軽度であれば、ある程度仕方のないことですが、それが慢性的であったり、重度になる場合、心身に影響が出ることもあります。
そのため、少しでも犬にストレスがある場合、飼い主としてワンちゃん出すサインにすぐに気づいてあげたいものです。
そして、その時にはストレスの原因を取り除くなどの対処をしてあげなければなりません。可愛い愛犬には、いつも健やかでいほしいものですからね。
そこで、今回の記事では愛犬のストレスの原因や見分けるポイント、その対処法についてまとめてみました。
犬がストレスを感じた時に起こる行動
ストレスを感じた時、犬は特定の行動をとることがあります。そのため、次のこの行動が見られるときには、愛犬がストレスを感じているのでは?と疑ってください。
■ワンちゃんのストレスの兆候
- 無駄吠えをする
- ピーピー、クンクンと鼻鳴きする
- 家具や壁などをひっかく
- 必要以上に人間の行動を目で追う
- 物を噛んだり壊したりする
- トイレ以外でオシッコ、ウンチをする
- 飼い主を噛む
- 唸る
- 自分の足を噛む
- 1ヶ所を舐め続ける
- 飼い主を噛む
- 自分の尻尾を追いかける
- 同じ場所を行ったり来たりする
- 床を掘るしぐさをする
なお、ストレスの原因となるものには、「身体的ストレス」と「心理的ストレス」の大きく2種類に分けることができます。以下ではそれぞれの原因を解説していてきます。
愛犬の身体的ストレスの4つの原因
身体的ストレスは、心理的ストレスと比べると原因が分かりやすく対処もシンプルなことが多いです。なかでも代表的なものを4つ取り上げてみました。犬にとって快適な環境作りを心がけてあげましょう。
1.食事が適切ではない
適切な食事と水は、動物にとって最も重要なようそのひとつです。多すぎず少なすぎず適度な量であることが大切です。
また、その犬に必要な栄養を満たす食事がよいでしょう。ドッグフードを与える場合は、犬種や年齢別に種類は豊富なので、犬の状態に合わせて選びます。
しかし、欲しがるからといって、あまり味付けの濃い、人間の食べ物を与えることは控えましょう。水はこまめにチェックして、新鮮で綺麗なものを常設してあげるとよいでしょう。
2.快適な室温ではない
犬は人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。寒すぎや暑すぎる環境は犬にとっては大変辛いものです。留守中もエアコンを使用するなどして、快適な状態を保ってあげましょう。
エアコンのタイマー機能を活用するとよいですね。犬によっても暑がり寒がりなどあるようですが、だいたい人間が快適と感じる室温が犬にもちょうど良いようです。
目安として夏は28度、冬場であれば20度くらいが良いでしょう。屋外などで暑いときには、十分な水分補給も大切です。
3.無理な散歩
人間もリフレッシュのために散歩をすることがあると思います。犬の場合も、散歩が好きな犬もいますが、犬によっては散歩が嫌いで、ストレスになってしまうことがあります。
また、たとえ散歩好きであっても、あまりに長すぎる散歩は犬にとって負担になることがあります。身体の大きさや年齢に合わせて適度な散歩をしてあげましょう。
うちの犬は散歩が大好きなので、できるだけ毎日30分から1時間程歩くようにしています。もちろん、飼い主さんにも負担にならない量であることも大切です。
4.健康状態が悪い
犬は言葉を話すことができないのですから、怪我や病気に気づいてあげることは飼い主の責任です。耳アカが多すぎたり湿っていないか、目ヤニが多くないか、また、便の状態も健康状態をみるバロメーターになります。
軟便や便秘、ゼリー状のものが混ざっていないか、見てあげます。ブラッシングのときや、首輪やリードの着脱時にも気をつけてあげると良いですね。
お散歩の時の歩き方もおかしくないかなど、日頃から犬の身体や動きをチェックして、異常がないか確認するようにしましょう。そして気になることがある場合は、病院に相談することをオススメします。
心理的ストレスからくる4つの原因
心理的ストレスについては、原因が分かりにくいことも多いです。些細なことであっても犬にとっては触れ酢とレーションが貯まる原因に可能性があります。犬が不快なことは取り除いてあげるようにしましょう。こちらも、代表的なものを4つ挙げてみました。
1.家族の不仲
犬は人間をよく見ています。家族内の不仲や飼い主の機嫌も敏感に感じ取ります。また不満が犬に向けられると、犬は大きなストレスを感じます。人間の子供と同じですね。
2.引っ越し
引っ越しなどの環境の変化は、人間にとってもストレスになりやすいですが、犬にとっても同じように影響をもたらします。新しい環境に慣れるまでは、不安と緊張が続きます。便の状態や行動をチェックして、ストレスを感じていないか気にしてあげるようにしましょう。
環境が変わっても、お気に入りのおもちゃやクッションなど自分のスペースがあるとリラックスしやすいようです。ちなみにうちの犬は、低反発のモコモコ素材が大好きで、そこに座っておると落ち着きます。
3.家族の増加
飼い主の愛情が他に向けられるようになると、犬は不安を覚えることがあります。飼い主の結婚や出産、また新しい動物が増えることが、ストレスになることがあるのです。
特に、犬を増やしたいと考えているときには、犬同士の相性も確認してから飼うようにしましょう。
4.スキンシップや遊びが不十分
遊びが十分でないと、ストレスが溜まってしまいます。おもちゃを使って遊んだり、ドックランで走らせてあげるなどしてストレスを発散させてあげましょう。
例えばボールなどのおもちゃを追いかけて捕まえる遊びは、犬が本能的に持っている狩猟欲求を満たすことができます。また、ブラッシングなどのグルーミングも大切なスキンシップのひとつになります。
構いすぎも負担になるようなので、犬の様子を見ながらスキンシップをとるようにし、遊んだあとは十分に休ませてあげてください。
まとめ
犬の性格にもよりますが、意外にデリケートな部分を持っています。犬はストレスを感じても言葉で伝えることができないので、飼い主さんがしっかり気づいて対処してあげられるようにしたいですね。
かといって飼い主さんの負担になっては良くないので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。犬は大切な家族の一員です。犬も飼い主さんも、お互いストレスなく楽しく生活することが大切です。