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シニア用ドッグフードの特徴と正しい食べさせ方@いつからどうやって与える?

可愛いワンコもだんだん年をとっていきます。老犬になっても、一生懸命お散歩する姿を見かけると可愛らしく、飼い主さんとの絆を感じます。

老犬になったら準備することがたくさんありますが、まずはシニア用フード選びです。シニアのフードは何が違うのでしょうか?

フードはいつ頃からどのようなものに変えたら良いかなどをご紹介します。

早い段階で犬の老後を考えておこう

我が家の愛犬は5歳になりました。ドッグフードを買いに行った時、ふと見たらシニア用は7歳からとパッケージに書いてあります。「あと2年で老犬」にと思うと、なんだか切なくなってしまいました。

やっと完食してくれるフードを見つけたのに、また探さなきゃいけない…そもそもシニアって言われたくない!と思い、ふと思い出しました。実家のミニチュアシュナウザーは15歳まで頑張ってくれて、シニアフードに変えたのは10歳過ぎてからでした。

今回は、シニアフードは何が違うの?いつから食べさせる?そんな疑問にお答えします。

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人も犬も同じ考え方かも

ある医師が、人間は中年の方だと、肉を食べると脂肪になるけれど、お年寄りの方は積極的に肉を食べることが健康方法だと唱えていました。良質なタンパク質は免疫力を高めてくれます。食が細くなった時に低栄養の状態を防いでくれるなど多くのメリットがあります。

実際、お肉などのタンパク質を多く含んでいるシニアフードが多くなって来ています。鹿肉などの生肉に人気が集まっているのも、シニアのワンちゃんへの需要が高いそうです。

シニアフードにはグルコサミンなどお年寄りの体の機能をサポートしてくれる成分が含まれているものもあります。今まで食べさせたことのない機能成分も出て来るかもしれません。調べてみると新しい発見になるかもしれませんね。

どのタイミングからシニアドッグフードに切り替える?

どのタイミングからシニアご飯にするべきでしょうか?これは、個体差があるようです。小型犬と大型犬では全く違います。また、老犬になっても羨ましいくらいアクティブな子もいます。

1つの目安としては次のような様子が出たら、獣医師さんに相談の上、切り替えを検討しましょう。

  • 散歩を嫌がる
  • 食が細くなる
  • ウンチが安定しない

シニアフードはカロリーが低いので、運動量の多い状態で切り替えると痩せて元気がなくなる、などを起こすことがあります。切り替えるときは、今まで食べていたものと混ぜながら少しづつ変えていくのが良いです。

切り替えて食べない時の対処法

シニアフードに切り替えたら食べなくなった、というのは割とよく起こります。すでに、子犬フードから成犬フードに切り替えた時に食べなくなったということを経験しているパパやママも多いと思います。

  • お湯でふやかす
  • 鰹節など香りのするトッピングをする
  • 缶詰などウェットフードを試す

このような「食感を柔らかくする」「香りをつける」などをすると食べやすくなります。お湯でふやかしたときは、冷えるまで待たずに少し暖かいくらいの時が香りがしてよく食べてくれます。

トッピングは、好きなものやいつも食べているもので大丈夫ですが、鰹節や鳥ささみなどはタンパク質なので老犬にふさわしい食材です。

プラスアルファの老犬向け食材

  • 鶏胸肉
  • 豚肉
  • 鹿肉
  • キャベツ・白菜
  • 人参
  • りんご

このような食材が栄養素が高くワンコ向けと言われています。

今までの、いつもの手作りごはんやトッピングレシピと変わりがないですよね。著しく変化させる必要はありません。消化を意識して柔らかくしたり、出汁で煮て香りづけしたりしながら、食欲が湧くようにします。

うまくお水も飲めていないようなら、獣医さんに相談の上、ゼリー状にしたり、マッシュして水分多めの流動食を検討していきます。

老犬の体はデリケートになっています。若いときは少々食べ過ぎてもすぐにダイエットができましたが、内容や量を間違えると肝臓に負担がかかったり肥満になったりするので、注意が必要です。

それでも食べない場合の対処法

それでも食べない場合は迷わずに獣医さんに相談しましょう。日頃元気なのにご飯を食べないときは大きな病気が潜んでいる場合があります。

また、歯周病で歯が弱り、食べられなくなっていることも老犬では多いそうです。1日にお水をどのくらい飲んでいるかも確認しておくと、病気の早期発見につながります。

体の筋力が弱まりご飯の姿勢が辛い場合もあります。台付きのお皿に変えてあげたり、食べさせてあげるなどの介護も検討していきましょう。

病気に関しては、ご飯や食欲だけで判断することは大変危険です。

幼い頃飼っていたワンコは悪性腫瘍になりました。10歳を過ぎても食欲があり、よく遊んでいたので、何も気づきませんでした。

見つかったときは手遅れでしたが、最後までお湯でふやかしたドライフードを食べてくれました。シニア期に入ったら、定期的に健康診断などを受けることが、とても大切だと感じています。

うちの子がハイシニアになったら

これは、批判されてしまうかもしれません。もし、うちの愛犬がハイシニアになったら、病気でそう長くないとわかったら、この子の好きなものをたくさん食べさせるつもりです。

サンドイッチの白いパン、お肉、マグロのさしみ、おにぎり…全部好きなだけ食べさせます。

幼い頃家族で飼っていたワンコは悪性腫瘍で亡くなりましたが、最後まで食欲を失いませんでした。母と私はねだられるがまま、いろいろなものを食べさせました。

鯵の身やチャーシューや鳥の唐揚げ、おにぎりにあんぱん、欲しいと言えばちょっとだけあげ続けました。それでもやせ細っていきます。血液検査の数値も良くならない、でもご飯もお水もしっかり摂って、最後まで食べることを諦めずに頑張りました。

個体差や獣医さんの指示は違うことが往々にあります。最後までしっかり管理するべきかもしれません。

どのような状況になるかわからないですが、できることなら好きなものをあげて、幸せでいてほしいと思っています。

まとめ

シニアのご飯はカロリー控えめですが、お肉などタンパク質が多く含まれているのが特徴です。もし食欲が落ちているようでしたら、ふやかしたり香りあるトッピングをすることで食欲が増す場合もあります。

あまりに食べない場合は、早めに獣医さんに診てもらいましょう。美味しいご飯をたくさん食べて、シニアになってもいつまでも元気ワンコでいてほしいですよね。
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