愛犬のビーグル16歳が認知症になった@何時間も遠吠えが止まらない
わが家で飼っている犬のかんじ(オス、16才)は、丈夫な犬種のビーグル。これまで病気らしい病気はしたこともなく、大きな怪我もしたことはありませんでした。
しかし、最近になって家族が寝静まる夜になるとケージの中をぐるぐると回りはじめたり、何時間も遠吠えをするようになったのです。
病院の診察を受けてみたら認知症だった
なんだか様子がおかしいと思い、かかりつけの動物病院に行ってみると、「認知症ですね」とのこと…。話では聞いたことがありましたが、まさかうちの犬が人間のように認知症になるなんてビックリでした。
ただ、数年前から目もよく見えていないようでしたし、筋力も衰えたのか以前にはのぼれていた段差がなかなかあがれなくなっていました。
毛の色も、全体的に白っぽくなってきています。かんじも歳を重ねたのだなぁと、しみじみ思ってしまいました。
薬を飲ませて治療してみるも効果はイマイチ
ひとまず犬用の睡眠薬を処方していただき、お薬を飲ませる治療です。しかし、効果はまったく現れません。
ネットで探してみると、犬に睡眠薬を飲ませると、効果があるどころか逆に眠らなくなる場合もある、とあるのを見つけました。
夜間の遠吠えはご近所に迷惑にもなりますし、気が気ではありません。気をそらすことができるのならと、真夜中に散歩に連れ出したりもしたのですが、16才の愛犬、足腰が弱っているのはもちろん、心臓にも負担がかかるようで途中で動けなくなってしまうことしばしば。そのため、頻繁に行くわけにもいきません。
結局、家族が交替で、彼のお守りをすることにしました。毎晩、誰かしらが彼に寄り添って寝ていますが、効果があるのやらないのやら。
それから、ご近所の方には「認知症にかかってしまったので、お騒がせして申し訳ありません」とお詫びしています。
犬を飼っているお宅も何軒かあるので、他人事ではないといった感じで理解していただいている様子です。
認知症は老化が原因なので回復させるのは難しい
認知症は老化が原因の病気だけに、今よりも状態が良くなるということはないのでしょうが、できるだけ元気で過ごせるよう、体調の変化に気を配っていこうと思っています。
それに年を取ったといっても、かわいいのには変わりなく、また食いしん坊なところも昔のまんま。何がとくに好物だということもなく、食べ物ならば何でもパクッ!なのです。
キッチンでイチゴのパックを見つけてむさぼり食べているのを見つけたときは、笑ってしまいそのままひとパック食べさせてやりました。
また、母がデパートで買って来た、ちょっと高級な毛の座布団をちゃっかり自分のものにして寝入っていたりと、笑いの種はつきません。
家族の一員であることには変わりがないので、これからのかんじとの生活がどんなものになるのかはわかりませんが、これまで通り一緒にいられることを祈るのみです。