アレルギー体質の愛犬が体が血だらけになるまでかきむしる
我が家の柴犬コロスケくんは、もうすぐ15歳になるお爺ちゃんワンコです。お肉と甘いものなら何でも好きな子ですが、特に近所で売っている鹿肉のジャーキーとケーキがありません。
ただ、甘い物を与えるのはあまり良くないし、鹿肉は高価で滅多にあげられません。そんな理由もあってから、尚更それらのフードに飛びつくのでしょうね。目をキラキラさせて喜ぶ姿がもうあまりに可愛くて、いつも親バカ全開です(笑)
コロスケはとにかく散歩が大好きで、朝夕はもちろん欠かさず、晩御飯の後も私の前に立ち塞がって催促して来ます。観念して連れて行きますが、天気が悪くてどうしても無理な日は、トボトボ歩いて自分のお気に入りのソファーに戻ります。
そして、戻ってふて寝してしまうんですよね。犬もふて寝をするのかと思わず笑ってしまいます。犬って本当に表情が豊かでたまりませんよね。
自分の体を血だらけになるまでかきむしる愛犬
ところがころすけは花粉症のため、春先になると派手なクシャミをするので散歩は控えめになります。つまりアレルギー体質なのです。
はじめはクシャミだけだし…と安心していたのですが、8歳を過ぎた頃ぐらいから皮膚にも症状が出るようになりました。腋の下や腿の内側をしきりに掻くので、綺麗だった皮膚が黒くただれてしまいました。
しまいには血や膿が出てしまったため病院に連れて行くと、もしかしたら何か食べ物のアレルギーかもしれない、と…。
「えっ!うちのコロスケは食べ物アレルギーだったのか!※」
※ アレルギーは普段ワンちゃんに与えているフードが原因でなることが多いです。ワンちゃんの体調のことを考えるのであれば、余計な添加物が含まれていない無添加で安全なフードを与えることを推奨します。
病院で2週間分の痒み止めと抗生物質と塗り薬、治療費はそれだけでも、1万円以上したので気が遠くなりました。
そして、病院で薬が効いたのか、しばらくは穏やかに過ごしていました。
ただ、薬が切れるとまた掻いたり噛み付いたりして、皮膚は再びボロボロになりましたが。
そして、後ろ足で床をバンバン蹴る変な掻き方をマスターしたらしく、そのせいか後ろ足がだんだん弱って来たんですよね(おじいちゃんなもんで)。
そんな弱った足で踊る様子が可哀想だけど、あまりにも変なダンスで笑いました。でもその騒音で家族全員が目を覚ますこともあったため悩みの種でもありました。
コロスケ本人もかゆみのストレスで寝不足のはずです。それでも大好きな散歩は欠かさなかった、というか、歩く時は痒みが気にならなかったのかもしれません。本当に嬉しそうに走り回っていました。
また、私はな田舎で車の免許を持っていないため、遠方の動物病院にはなかなか連れて行けない現実があります。何だかんだで一番コロスケを可愛がっているのは私なので、それが辛くて仕方がなかったです。
痒みが治まらないの別の獣医さんに見てもらったら水虫だと判明
そして、あまりにも症状がひどいので、なんとか治療したいと思い、著名な獣医さんに診察してもらったところ、かゆみの原因はアレルギーよりも、むしろ水虫あることがわかりました。皮膚がただれて、白くなっていたのは白癬菌だったんです。
その獣医さんに薬を処方してもらってから、痒みがおさまったのか、激しく掻く姿を見かけません。ようやく安眠出来るようになったみたいで良かったです。
コロスケとの思い出のほとんどは、このアレルギー&水虫との闘いだったような気がします。
そんな彼も今ではすっかり足腰が弱ってしまい、食事も散歩も介護なくしては出来ません。食欲はバカみたいにあるのですが、認知症を患っているので好き放題与えられないです。
どんどん弱って行くので泣きそうになるけれど、いつも穏やかな寝顔を見ているだけで優しい気持ちになれます。この子は本当は天使じゃなかろうかと思う時もあるくらいです。
私が一番辛かった時も一緒にいてくれたので、出来る限りのことはしてあげたい。それが彼に対しての私の恩返しだと思います。