愛犬がカーテンに絡まって首吊り状態に!ワンコだけで留守番は要注意
我が家の愛犬「武蔵」は、オスのダックスフントで10歳です。
私たちの夫婦は、付き合っている当時は遠距離恋愛でして、一人暮らしだった主人が突然「犬が飼いたい」と言ったので、私が知り合いから譲り受ける形で、武蔵は主人の家にやってきたのです。
付き合い始めたころから熟年夫婦のような私たち、会話もあまりなく、あまり出かける機会もありませんでしたが、武蔵が来てからは会話も増え、よく外出するようになりました。
小さなころやんちゃで甘えん坊だった武蔵は、よく私たちを笑わせてくれました。旦那と並んで座っていると、私に焼きもちを妬いて間に割り込んできます。私も旦那とはたまにしか会えなかったので、武蔵に取れたくないと思い、よくケンカをしていました(犬相手にお恥ずかしい)・
歳を重ねるごとにどんどんガンコになる愛犬
武蔵はドイツ原産の犬らしく、頑固な一面も持っています。いたずらをしても、自分が悪いと思っていなかったら、決して反省の色を見せることがありません。
10歳という老犬の域に達しようとしている最近では、頑固さもますます激しくなっています。散歩に出ても行きたくない方向だと絶対に動こうとしなかったり、気に入らないことがあると「うー」っと唸ってみたり。
年を取ったら頑固になるというのは、人間だけの話ではないんだなぁとつくづく思います。
そんな武蔵が3歳になったぐらいの時の話です。早くに両親を亡くした主人は、実家に一人暮らしをしていました。しかし、家の築年数も古くて間取りも年季を感じさせるものだったので、結婚を機に二階建ての一階部分だけをリフォームすることにしたのです。
当時はまだ無職だった私と武蔵は、日中はほとんど2階の寝室で過ごしていました。そんなある日、武蔵を2階の寝室で留守番をさせて、買い物に出かけました。
そんなに長い時間出かけていたわけではありません。しかし、これまでは日中を2階で過ごすことはほとんどなく、まだその生活に慣れていなかった武蔵は、不安だったようです。
留守番が帰ってきたら武蔵がカーテンに絡まって大変なことに
私の帰ってくる自転車の音が聞こえたのか、2階の出窓のところに頭をくっつけてキャンキャン、キャンキャン。くるくる回ってみたりと大興奮している様子が外から見えました。
私は、急いで自転車を止め、買ってきたものを冷蔵庫に片づけると2階に上がって行ったのですが、そこで見た光景に声も出ませんでした。武蔵がカーテンにひっからまって首つり状態になっていたんです。
ドラマなどで、びっくりして手に持っているカバンを落とすというシーンがありますが、私もそれとまったく同じように「あっ!」と言ったと同時に手に持っていた荷物を床にボトッと落とし、ほんの一瞬動けなくなりました。
すぐにかけよってカーテンを首から外してあげました。幸い、ひっかかってからそんなに時間は経っていなかったみたいで、息もしていましたしおかしな様子もなかったのですが、あと少し発見が遅かったら…と考えると、今でも背筋が凍ります。
武蔵自身も、よほどビックリしたらしく、しばらくぴったりと私にくっついて離れなかったのを覚えています※。
※ ワンちゃんに留守番させるときには、サークルやケージなどの仕切りを作ってあげることをおすすめします。詳しくは次の記事をご参照ください。
【参考】犬に留守番をさせるときの5つの注意点【空調や照明は?】
現在はヘルニアを抱えながらも元気に生活をしています
それから7年が経ち、その間に武蔵はヘルニアを3回患いました。最後にヘルニアになった時に動物専門の針治療を受けてからは再発はまだありませんが、ダックスフントの宿命と言われるこの病は、いつかまた武蔵を苦しめることになるでしょう。
年齢的にも、一緒に過ごせるのはあと数年だろうなと思うことが多々あります。今はまだ元気で、いたずらもするし、後輩ワンコ達を追い回しては叱られていますが、長いこと子宝に恵まれなかった私たちにとっては、子供同然の武蔵(今は子供ができました)。
現在は私もフルタイムの職に就き、平日は留守番をさせてばかりで一緒に遊ぶ時間もほとんどありませんが、さびしい思いをさせないように、時間がある限り楽しい日々を過ごしていきたいです。
今後は、ヘルニア以外にも健康面での心配がでてくることも覚悟しています。ちょっとした変化も見逃さないように注意を払っていかなくてはならないでしょう。犬3匹と幼児が一人。
忙しい毎日で、武蔵が来たころのように、武蔵だけに目を向けることも難しいですが、それでも、武蔵が最期を迎えるとき、我が家の一員で幸せだったと思ってもらえるように、良い『ママ』でありたいと思っています。