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犬の心臓病とは@病気の症状や検査方法を紹介

獣医と柴犬

日本もペット大国と言われるようになり、ペットを飼育している人口もずいぶん増えました。それに伴い、獣医学の発展も目覚ましくペットも昔と比べますとずいぶん長生きできるようになっています。

また、様々な研究により今まで解明されなかった病気や疾患なども発見され治療法も開発されるようになりました。原因不明であった病気が明確になるということは、逆に言えばその分患者さんも増えると言うことです。今日は、その中でもわんちゃんの心臓病についてお伝えしたいと思います。

うちの仔心臓病なの?

獣医と犬

わんちゃんは、言葉を話すことができません。また大変我慢強い動物ですので、痛かったり苦しかったりしてもなかなか症状として出すことが無く、我慢してしまいます。

そこで、飼い主さんが気付かぬうちにかなり進行してしまって手遅れになるということもありますので、心臓病に限らず日々のコミュニケーションが愛犬を救います。

特にシニア期と言われる7歳を過ぎたあたりからは、今までよりも、より気を付けて愛犬の様子を見てあげることが大切です。あまり病気をしない仔でも、予防などで年に数回は獣医さんにお世話になることがあると思いますが、その際に「うちの仔、そろそろ老犬の入り口なので、心臓にも注意したい」ということを伝えておきます。

長くお世話になっている医師であれば、注意して診察してくれますが獣医師に伝えることでより早く診断してくれますので、安心です。また、人間ドッグのように犬を対象としたドッグドッグを行う医院も増えてきていますので、年に1度のしっかりした検査を行うこともお勧めです。

心臓病の検査ってどんな方法があるの?

大きい犬の検査

獣医師に、聴診器で心臓の音を聞いてもらい、雑音があると言われたらたいてい詳しい検査に入ります。必ずしも「雑音=心疾患」というわけではありませんし、雑音と病気の進行具合はあまり関係ないとおっしゃる専門医もいらっしゃいますが、目安にはなります。

検査方法は、ほとんど人と同じです。心電図検査、心音図検査、x線検査、心エコー検査などがあります。これらは麻酔をかけずに検査を行うことが可能です。

もっとも精度が高い検査方法は心臓カテーテル検査ですが、こちらは麻酔をかけなくてはなりませんし、できる病院も限られます。

まずは、いくつかの方法を組み合わせて総合的に診断します。心臓を専門に診ておられる医師もいますので、一般の動物病院で雑音を指摘されたら、できれば専門医に診てもらった方が安心です。検査費用は病院にもよりますが5,000円~10,000円程度です。

犬の心臓病ってどんなものがあるの?

ハートの贈り物

では心臓の病気ってどんなものがあるのでしょう?ご存じのとおり、心臓は大変重要な臓器であるとともに大変複雑な構造をしており、疾患も様々です。

多くの心臓の病気が存在しますが、ここでは代表的な疾患「僧帽弁閉鎖不全症」についてご紹介します。

心疾患のうち、約7割以上がこの「僧帽弁閉鎖不全症」であると言われています。小型犬の老犬に多く発生する疾患で、最終的には心不全を起こしてしまいます。

遺伝的要素が強い病気であるとも言われ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルやマルチーズに多く発生しますが、最近ではダックスフントやチワワにも大変多く発生しています。

心臓は、血液を循環させるポンプの役割をしています。心臓には、右心室・右心房・左心室・左心房の4つの部屋がありそれぞれに弁が付いており、その弁が閉じたり開いたりしながら機能を果たしています。

ところが、この弁が不具合を起こして血液を逆流させてしまうことがあります。この状態が「僧帽弁閉鎖不全症」と呼ばれる病気です。病状が進行すると、肺水腫という肺に水が溜まる合併症を起こし、呼吸困難になってしまいます。喉にものがつかえたような咳をしたり、運動を嫌がったり倒れたりするのです。

治療法は、投薬治療が主体となります。心臓に直接作用する薬と、肺水腫を伴っている場合は、利尿作用のある薬も処方されます。この疾患は投薬のタイミングが重要で長生きできるかどうかの決め手となります。少しでもおかしいと感じたらすぐに医師に相談しましょう。

まとめ

犬の心臓病

我が家の愛犬も、この病気を患っていますが、年に1度心臓病専門医に診て頂いています。かかりつけの医師に、心臓に雑音があると言われた時は目の前が真っ暗になりました。

心臓の病気はすぐに死を意味すると思ったからです。しかし、幸い主治医が心臓専門医を紹介してくれすぐに検査を受けることができました。結果は、特に問題なしでした。もちろん雑音はあるし、逆流もしているのだけど、いますぐ投薬を必要としないという診断でした。

心臓と言う臓器は1つしかない重要なものです。これが停止することは死ぬということですが、逆に言えばその分他の臓器よりも強いのです。ですので、きちんとケアすれば長持ちさせることは十分にできます。

この記事をお読みの方の中には、私のように心臓病であるとご愛犬が診察を受け、絶望なさっておられる方もいらっしゃるかもしれません。そのような方には、ぜひ別の医師からセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。

心臓に特化した医師に診てもらうと、意外と大丈夫かもしれませんし、重篤な場合でも専門医は一般の動物病院よりも治療データや薬の知識が豊富です。かかりつけのお医者様に、無理だと言われた場合でも専門医なら違う治療法を知っていることが多いのです。どうか諦めずに、希望を持って治療に望んで頂きたいです。

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